本メモ

「超時間脳で人生を10倍にする」の重要な所メモ

投稿日:2012年9月30日 更新日:

「本の重要な所を抜き出してみたメモ」です。

今回は、『超「時間脳」で人生を10倍にする』(著:苫米地英人)より、
実生活に活かせそうなことを、メモしておきました。

かなり、ざっくりとまとめてます。
大分、省いているので、原書もよろしくお願いします。


プロローグ

※筆者は様々な仕事をこなしているが、実際働いているのは、1日5,6時間だけという話から始まる。

・あとのページで詳しくお話しますが、時間は、「人間が作り上げた幻想」に過ぎません。私たちが生きるこの世界に、絶対的なものさしとしての時間は存在しません。
 

1章、時間の正体とは何か?

 
●時間の概念は、人間が作り上げた幻想だ

●時間には「体感時間」しかない。時間の長さは、主観が決める

・人間にとっての時間は「体感時間」しかありません。あなたの時間間隔を書き換えることで、1時間という時間の長さ、1日という時間の長さは拡張もするし、縮小もします。 その長さを決めるのは、あなたの主観であり、体感なのです。さらにいえば、人間の思考や感覚を司る『脳』があなたの体感時間を決めている、と言うことができます。

●一般人とNASAエンジニアでは、体感時間が500倍以上違う

※NASAのプログラマーは、普通の人と比べて、圧倒的な短時間で、仕事をこなすことができるという話。

・「NASAのプログラマーは、情報空間において、普通の人の500倍の時間を生きている」ということができます。

・問題は「脳のタスク処理の速度」なのです。

・NASAのプログラマーは、一般的な人よりもスピーディにタスク処理を行なう脳の使い方を知っているので、結果的に膨大な専門知識を吸収することもできるし、普通の人の500倍のスピードでプログラムができるのです。

・ある能力を備えながら、その存在を認識しないがゆえに、能力を発揮できない状態にあることを、「スコトーマが生じている」と言います。
スコトーマとは盲点を意味するギリシャ語で、「心理的盲点」という意味で私は使っています。スコトーマが生じていると、目の前にあって見えるはずのものも、脳が「この情報は自分にとって重要ではない」と勝手に判断し、意識から抜き落としてしますのです。

・大多数の人々は、自分の脳の稼動速度があまりにも遅いことを認識しておらず、それゆえNASAのプログラマーのような「自分たちの何百倍もの体感時間を生きる、圧倒的に生産性の高い脳」になることができないでいます。
ですから、まずみなさんにやっていただきたいことは、
「自分の脳のタスク処理の速度が遅すぎる」
という事実を認識し、さらに、
「自分の脳のタスク処理の速度は、もっとスピードアップできる」
と脳のポテンシャル(可能性)について認識することなのです。

・次に体感時間を拡張するための具体的な方法論を伝授しましょう。

●体感時間を拡張するための3つの要因

・脳のタスク処理のスピードをコントロールするためには、3つの要因があります。

□クロックサイクル
□並列度
□グレインサイズ(抽象度)

・これらの3つはすべてコンピューターの用語です。
タスク処理については、コンピューターのシステムと人間の脳のシステムには非常に多くの共通点があり、コンピューターのタスク処理を速める方法論は、人間の脳にもかなりの部分で応用できます。

クロックサイクル:
ひとつのタスクに対して、どれだけ早く処理できるかどうか。

並列度:
複数のタスクを同時に並列して処理する(並列処理)において、
同時処理することができるタスク数を指す。

グレインサイズ(抽象度):
処理をアクションとして捉えた際、その情報量の大きさ。
「グレインサイズを大きくする」ことで、
「1回のアクションで処理できる情報量を増やす」ことになる。

・次章から「クロックサイクル」「並列度」「グレインサイズ」を高めていくトレーングをお教えします。
 

2章、24時間を無限にするトレーニング

 
~クロックサイクルを上げる~

●日常の動作を1秒でも速くして、体感速度を上げる

・脳のクロックサイクルを上げるポイントとなるのは「慣れ」です。

※毎日習慣的にやっている行動を、いつもの1/2、1/3でできるようにするなど、
目標を持って短時間で取り組むようにする、といった所。

~並列度を上げる~

●並列度上昇の鍵は、脳の活動の”無意識化”にある

・意識的行為では、同時にやれることは数が限られています。

・タスク処理のプロセスを無意識化すれば、並列度は劇的に向上します。

・つまり人間の脳は、無意識化ではたくさんのタスクを並列的にこなすようにできているのです。無意識のレベルでは、人間の脳ははじめから超並列脳をもっている、と言うことができます。

※トレーニング法は、本の同時読みトレーニング、右手・左手・思考でまったく別の運動をする、など。

●タスク処理を無意識化すれば、オーバーロードもしなくなる。

※オーバーロードについての話

オーバーロード:
複数の処理を同時に処理しようとして、キャパシティを超えてしまうと、脳が自己防衛のために起きる現象。
コンピューターのフリーズのようになったり、眠くなったりする。
複数のタスクを”意識上”で行なっていると起きてしまうが、
“無意識化”することで、オーバーロードせずに処理することができる。

~グレインサイズを上げる~

※グレインサイズを上げるとは、抽象度を上げると同義。

●グレインサイズを上げると並列度が下がる!?

・グレインサイズを上げると、ひとつのタスクにすでに膨大な潜在的情報量を含んでいます。それゆえ、グレインサイズの大きいタスクを同時にいくつも処理することができないのです。

※「グレインサイズを上げる」のと「並列度を上げる」のでは、「グレインサイズを上げる」ほうを筆者は推奨。

●タスクの認識・処理に不可欠な「フレーム」とは?

※あらゆる処理において、「フレーム」というものが存在し、
その「フレーム」に基づいて処理が行なわれる。

フレーム:
ある作業を「枠」として捉えたもの。
例えば、店に入る時、
[ドアに手をかける][ドアを押す][足を出す]というフレームがあり、
さらに、統合すると[店に入る]というフレームになる。
さらに、[レストラン経営][居酒屋経営]というフレームがあった場合、
その上位には、それを統合した[飲食業経営]があり、
さらに、[飲食業経営][アパレル経営][不動産経営]というフレームがあった場合は、
その上位フレームとして、「会社経営」というフレームがある。

※「フレームの大きさ」=「グレインサイズの大きさ」であり、
より大きなフレームを捉えて、そのタスクを行なうことで、
一回のアクションで、より多くの処理を行なうことができる。

●現状のフレームを解体するためには?

※自分の現状のフレームを疑ったり、幅広い知識を持つようすることで、
高次元のフレームを作るように心がける。
 

3章、真のゴールを設定してモチベーションを高める

 
※加速を上手く行なうために、モチベーションを上げようという話。
そのために、ゴール設定、目標設定をしっかりと行なったり、
「~しなければならない」ではなく、「~したい」の意気込みで行動するようにした方が良いという話。
成功法則やビジネス方法論にも通じている話。
 

4章、時間は未来から過去に流れている

 
※「時間」について、一般とは変わった考え方の話。
 

★★(Raimuによる)感想★★

 
「トレーニング法」で述べられてるやり方は、
筆者独自のやり方である所が強いので、
人それぞれ適したやり方を見つけた方が良い所だと思われる。

「クロックサイクルの短縮」は、
自分の場合は、行なった後に脳が疲れて、実戦では非効率だったりする。

「並列度の増加」は、
自分の見識では、「右脳」が絡んでいる所で、
「右脳」を鍛えることで、並列度の増加を見込めることができる。
逆にいれば、「右脳」が一朝一夕で鍛えられないなら、
この能力も、一朝一夕で鍛えるのは難しい。
(ヌーソロジーにおける『人間の外面』とも恐らく関わりのある所で、
並列処理というのは、人間の外面の意識における思考様式が得意とする所。)

「グレインサイズを上げる」もとい、
「フレームを大きくする」という考え方は、
日々精進といった所。



-本メモ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「海馬―脳は疲れない」重要な所メモ

本メモのコーナーです。 今回は、『海馬―脳は疲れない』という本を紹介します。 これは、ほぼ日刊イトイ新聞などでマルチに活動してる、糸井重里氏と、 脳科学者の池谷裕二氏の、脳についての対談本です。 それ …

「7日間で突然頭が良くなる本」重要な所メモ

「本のメモ」を載せておきます。 今回は、『7日間で突然頭が良くなる本』です。 著者は、『超訳「哲学用語」辞典』なども書いてる、小川仁志という人です。 「なんともひねりのないタイトルだ」と思いましたけど …

「脳を活かす仕事術」重要な所メモ

有名な脳科学者、茂木健一郎さんの書いた、 『脳を活かす仕事術』という本のメモです。 生活の役に立ちそうなヒントがたくさんあったので、載せておきます。 主に、「図解」がある所に、重要な所が集まっていたの …

「七田式成功脳をつくるスーパーリーディング」重要な所メモ

本の内容を簡潔まとめたメモ書きです。 今回は、七田眞著の『七田式成功脳をつくるスーパーリーディング』という本です。 いわゆる「速読」についてであり、「速読による右脳鍛錬法」なんですが、 右脳鍛錬は、精 …

プロフィール

Author:Raimu

魔術・オカルト全般好きな理系。
サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

詳しくはこちら

2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

『Raimuのプログラミングノート』というプログラミング関連のブログを開設しました。
初心者向けの「プログラミング入門」がメインコンテンツになりますので、よろしくお願いします。

noteで西洋占星術による鑑定を有料で受け付けています。生年月日と出生日時から占う命術鑑定です。
通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

Kindle本など。Amazonで買えます。
「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
詳細はこちら

Kindle版があり。
ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
詳細はこちら

メイン⇒@raimu_23tm

占い関連⇒@raimu_23tm_thot

ヌーソロジーたん⇒@noosology_tan

アストロロジーたん⇒@astrology_tan