【連載】サイキック研究

■サイキックの研究と分析(1) ~サイキックとは何か?~

投稿日:2018年8月4日 更新日:

自分はこれまで、ヌーソロジーの研究とか、リアル魔法使い研究というのを書いたりとか、
色々とやってきましたが、
自分がこれまでやってきた知識・経験を踏まえて、
『サイキック(超能力)』というものはどういう原理で起きるのか?
ということについて、仮説理論みたいのを立てつつ説明したい・・・ということで、
「サイキックの研究と分析」というテーマで、
ブログでテキストを書いていきます。

不定期連載『サイキックの研究と分析』シリーズの開幕です。

Photo_4

このシリーズは長くなるかもしれないので、
なるべく退屈しないような内容にしたいです。
よろしくお願いします。

・・・というわけで、早速「サイキックとは何か?」というタイトルのものを始めます。


◆◇サイキック(超能力)とは何か?◆◇

まず、「サイキック」とは何なのか?
サイキックと超能力はほとんど同義なので、ここではサイキック=超能力として扱います。

それは、科学で証明できないような不思議な力だったり、
日本語で「超能力」と言ったら、
人間を超えてるかのような超上的な能力が該当するということになります。

Wikipediaを参照してみると・・・

◆超能力 – Wikipedia

「通常の人間にはできないことを実現できる特殊な能力のこと。
今日の科学では合理的に説明できない超自然な能力を指すための名称」…
などと書かれていますが、
突き詰めるとインドの聖人の能力とか、仏教の神通力とかも該当してきます。

こういう類の不思議なものは、古今東西の文化を追いかけてみると結構あって、
エジプトやらマヤやらメソポタミアやら中国やら、
古代とか異文化キリなく追うと、その種類もキリなく出てくるものですが・・・
「サイキック」という英語の言葉が生まれるのは、
イギリスやアメリカといった英語圏が中心となるため、
いわゆる現代の超能力のイメージは、西洋が作り上げたものがメインということになります。

「西洋」という舞台は「科学」の発祥であると同時に、
スピリチュアルやオカルトのベースとなる、
「神秘主義」や「魔術」の文化を影で持ってる国でもあります。

西洋にある魔術や神秘主義のルーツを突き詰めると、
大体「エジプト」に行き着くようになります。
この手のルーツは、ペルシャとかインドとかから伝わっているものもありますが、
エジプトから「ギリシャ」に伝わり、
それがルネサンス期のあたりでヨーロッパで復興され、
そこからイギリスやアメリカにも伝わって流行るなど、
「エジプト⇒ギリシャ⇒ヨーロッパ⇒イギリス・アメリカ」のルートは結構濃厚です。

エジプトは凄い。

Eziputo

 

サイエンスフィクション化する超能力

こうした不思議な文化自体は古今東西・・・紀元前まで遡る古代からありましたが、
近代に入って「科学」が登場してくるにつれ、
それを元にした新しいファンタジーやフィクション
・・・サイエンス・フィクション・・・いわゆるも「SF」が出てくるようになり、
「超能力」もそれらの文化と融合し、さらにはアメリカ・イギリス的なポップカルチャーやエンターテイメントでもネタにされるようになってくるわけです。

ここで、エンターテイメント向きである、
「ファンタジーとしての超能力」というのもここで出てくるようになります。

そうした中で、本格的だったりエンターテイメント的だったりする「超能力者」と呼ばれるような人物・・・「エドガー・ケイシー」「ユリ・ゲラー」「ハリー・フーディーニ」・・・といった、
「超能力者」と呼ばれるような人物も出てくるようになります。

全部、ポケモンの元ネタになってます。

Pokemon

現代で俗に言われる超能力のイメージは、
そうやってポップに「超能力」というコンテンツを扱っているうちにいつの間にか出てきたということになります。

現代で「超能力」というと「ファンタジーとしての超能力」が主流という側面が強いです。
超能力が出てくるファンタジー作品・・・というのを上げていくと、恐らくキリがないです。
各自で好きなものを連想してみてください。

好きなものを挙げると世代がバレる話題でもありますが・・・
自分が連想するのは、任天堂のゲーム「MOTHER」のシリーズに出てくる「PSI」です。

Mother_2

このゲームはRPGですが、ドラクエの「呪文」の代替のように
「PSI」というサイキック技が出てきます。
PKファイヤー、PKフリーズ、PKヒーリング、PKフラッシュ、PKテレポート・・・と、種類は様々です。
そもそも、MOTHER自体がアメリカの超能力ブームを元ネタにしてるようなものなので、
これこそ、超能力の派生物と言える作品です。

Mothermanga

※余談だけど、ニコニコ静画で有志で描かれたMOTHERの漫画が面白いです。

あと、「超能力」ネタのものといえば、
世界的なメジャーな所だと「スターウォーズ」あたりが一番?
ここで出てくる「フォース」という力も超能力とほぼ同義になります。

Starwars

これらの作品で共通して言えるのは「陰謀を企む強大な悪役」がいることで、
そして、それに対抗する力として「超能力」があります。
こうしたストーリーも「超能力」の在り方を示していると言えるかもしれません。

 

 


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サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

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2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

『Raimuのプログラミングノート』というプログラミング関連のブログを開設しました。
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通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

Kindle本など。Amazonで買えます。
「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
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書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
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書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
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ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
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