【連載】サイキック研究

■サイキックの研究と分析(19) ~「振動のようなもの」を利用する~

投稿日:2018年12月1日 更新日:

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不定期連載『サイキックの研究と分析』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇「振動のようなもの」を利用する◆◇

これまで、サイキックのアプローチ方法として
「ミクロ知覚」についてばかり言及していきましたが、
他の方法もあるため、それについても書いておくことにします。

それは、身体に「振動のようなものを起こすこと」です。

ここで言っている「振動」とは、実際に身体を振動させるわけではなく・・・
「振動」のような特殊な力を使うということを言います。

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あるいは、身体を「振動」させることも効果があることもある?

この世界にいる我々の肉体は「物質の世界」に立脚していて、
その一方で目に見えない「波の世界」というのがあるわけですが、
ここで、「物質を『波の世界』に近づける振動のようなもの」というのがあります。
仮定の話になりますが、そういうのがあるということにしましょう。

Tyousindou

こういう特殊な振動を「超振動」とか名付けても良いかもしれません。

「超振動」とは、この世界を逸脱する現象であり、
人間が「波の世界」に近づくための特殊な力になります。
先天的に「波の世界」を知覚しやすい「霊能力」といったものを持ってる人は、
常時こうした「振動」が起きている?のかもしれません。

こうした「振動のようなもの」は、元々は「波の世界」側が強い力を持っていて、
それが「こちら側」にも来る・・・というように働くので、
「波の世界」から「こちら側の世界」への働きかけである側面が強いです。

Sindouwookosu

対して、「ミクロ知覚」は、「こちら側の世界」の意識から
「波の世界」を知覚する意識を開く
アプローチになります。

Mikurotikakutikazuku

よって、サイキックや「波の世界」へのアプローチには、
こうした2方向のものがある・・・ということになります。

Mikurotikakutosindou
 

「振動のようなものを起こす」術とは?

「振動のようなものを起こす」術は、「波の世界」から「こちら側の世界」の働きかけである側面が強い・・・という話でした。
「波の世界」にあるそれは、人間の世界にとっては外側だったり、
「高次元」とか呼ばれるあたりからの力になります。

Tikarawosazukerunanika

これを引き起こす術は、
「召喚系の魔術」に該当するだろう、と自分は思ってます。

Mahoutukai

召喚系の魔術・・・西洋にある魔術や密儀の類は、特にこの手の技法が得意分野で、
「召喚する対象」には色々なものがあります。

ユダヤ・キリスト系の神秘主義の場合は、
その対象は天使や大天使、スピリチュアルな存在になり、占星術の場合は「星」になります。
ウィッチクラフト(魔女術)といった流派の場合は、自然霊とか精霊など。
ケイオスマジック(混沌魔術)系の場合は、悪魔とかも召喚するけど、
土着に住む存在と相性が良いので土着霊や土着神などになります。

つまり、白魔術っぽいもの、黒魔術っぽいもの、自然信仰の魔術っぽいもの、星信仰の魔術っぽいもの・・・で、
それぞれ「召喚」する対象が違うということです。
それから、西洋産のものと言えば、
以前、
「アセンション」についての話をブログでまとめたことがあります。

◆StarPeople、「いままでのアセンション説を総括する」記事、まとめ

「アセンション」とは、人間の「意識進化」「次元上昇」という意味を持っている言葉ですが、
この言葉を広めたのも西洋であり、これは「サイキックの道への参入」にも通じているので、
サイキック的にはその辺の話も重要になります。

先の記事ではアセンションの準備をする必要性が書かれていて、
さらに、「アセンション準備作業」や、その方法についても書かれていました。
その代表にあるのが
「マスターやヒーリングチームを召喚し、加護と進化の加速を願い出る」といったことでした。
これは、既にアセンションしている高次元存在のマスターや、ヒーリングチーム、大天使みたいな存在を召喚する・・・みたいな意味です。
他の方法には「マカバをイメージし回転をマスターする」「12本の螺旋を持ったDNAをイメージする」「瞑想中に光の柱をイメージし、上昇する」・・・といったものがあります。
主にイメージを使った技法が多いです。

アセンションの方法はもちろんこれしかないというわけではないですが、
西洋人は「召喚系の魔術」のように、こういうのが得意なことを踏まえると、
アメリカ産のスピリチュアルではこういうやり方が支持されてることが納得できます。 
 

「音」を使った技術

「振動のようなものを起こす」術の一例として、
「召喚系の魔術」について書いていきましたが、
「音」を使ったアプローチというのもあります。

物理的に言って、「音」もちゃんとした「振動」に該当します。

現代的な技術だと「ヘミシンク」というのがあります。
「ヘミシンク」とは、ロバート・モンローという人が開発した特殊な音響技術です。
右耳と左耳に左右それぞれ波長を微妙にずらした特別な音を出したりと、
特殊なサウンド・パターンを作り出していくことによって、
人の意識を特殊な状態に変容させることができるというのを、ロバート・モンローは発見しました。
(潜在意識にアクセスできるような特殊な状態の意識のことを「変性意識」と言います。)

Monro

ロバート・モンローが創設したモンロー研究所では、
その音響技術を「瞑想」「睡眠と夢」「こころの健康」「知覚の拡大」「創造力と問題解決」・・・といった幅広い分野に応用し、様々な製品が作られています。

ヘミシンクについてはモンロー研究所で扱われ続けているため、
詳しいことはモンロー研究所のページを見ると良いです。

◆モンロー研究所とヘミシンク | Aquavision Academy アクアヴィジョン・アカデミー

この「ヘミシンク」という技術は、特別な「振動」を持つ音が作られるようになっていて、
意識を「波の世界」に近づけるようになっている
わけです。

他にも、ヘミシンクよりも古典的な道具に「音叉(おんさ)」というのがあります。

Onsa

これは、U字型をした音を鳴らすための道具で、叩くことで特定の周波数の音を出すことができます。

これもまた、特別な周波数の音を出すことで、
「ヒーリング」や「変成意識への移行」に利用することができます。
こうした「音が鳴る金属」も、使い方次第では特別な「振動」を作り出すことができるわけです。

それから、「仏教」とかでも「木魚」や「鈴」や「お経」などを使って「音」を発していきますが、
これも使い方次第で「振動のようなもの」を作ることができます。

このように「音」を利用して「仏の世界」「あちら側の世界」「神々の世界」・・・といったものに向かうようなことが可能であるため、
そうしたことをしている文化が、古今東西に探せばあるわけです。
 

以上のように、意識を「波の世界」に移行しやすくする「振動」を作り出す手段は、
「音」だったり、「召喚魔術」だったりするわけですが、
そういうものもサイキックへのアプローチとして考えてみると良いと思います。

 
 


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