【連載】変換人型ゲシュタルト論

■変換人型ゲシュタルト論(37) ~知性と情動の対化~

投稿日:2022年9月10日 更新日:

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇知性と情動の対化◆◇

前回の化粧の話で『次元観察子ψ4』は「美意識」にも絡んでくるということをちょっと書いた。
それとも関連して、構造の話に付随するイメージの話をしていこう。

次元観察子ψ3と『人間の外面』は「夜の世界のイメージ」となっていることを、
『夢の世界のビジョン』の項で以前に説明した。

■変換人型ゲシュタルト論(30) ~夢の世界のビジョン~

一方で、次元観察子ψ4と『人間の内面』は「昼の世界のイメージ」ということになっている。

OCOT情報も、昼と夜は「対化」の表現だと言っていた。昼は人間の内面で、夜は人間の外面の現れだってこと。確かに、人間は昼間は客観世界(延長)の中で生き、夜は主観世界(持続)に生きるのが基本。これは表相が等化された世界と、表相を中和した世界(表相の等化を無効にする)の関係と言っていいかもしれない。

『人間の内面』は昼のように明るい世界なので、
綺麗なものが映えるようになるわけである。

それは、日光を存分に受けて輝く花のようなものだろうか?

また、次元観察子ψ3は惑星だと「水星」が関係してくる話をした。
ψ3を認識すると、その上位にある『大系観察子Ω3』が微かに分かってくるからである。

一方で、次元観察子ψ4は「金星」が関係してくると言うことができる。
これもつきつめると金星の本質は『大系観察子Ω4』だったり、『次元観察子ψ10』だったりもするのだが・・・
次元観察子ψ4とも紐づくので、そのように理解しておこう。

西洋占星術的な金星の意味は「美」「魅力」「恋愛」「喜び」「快楽」などである。

これらは「見られる」ことを先手とした人間の心から生じるものだったり、受動的な意識だったりするため、
次元観察子ψ4から出てくる付随イメージとして紐づけても良いと思う。
 

水星と金星、知性と情動の対化

占星術における金星の意味は全体的に「情動」から発しているものなため、
「情動」を象徴するものと言うこともできる。

一方で、水星は西洋占星術では「知性」を象徴するものだと言われている。

また、水星の知性は「能動的なもの」であり、金星の情動は「受動的なもの」だと言うことができる。
ヌーソロジーのψ3とψ4の関係は「見る」と「見られる」の関係になっているわけだが、
「見る⇒知性で動くこと」「見られる⇒情動で動くこと」に繋がっていく場合、
「ψ3とψ4の対化」は「知性と情動の対化」にも付随してくるようになってくる。
また、ψ3とψ4の対化と連動して、それより上位の「Ω3(水星)とΩ4(金星)の対化」が出てくることにもなる。

つまり、次元観察子ψ3と次元観察子ψ4の対化を扱っていくと、
能動的な知性と受動的な情動の対化が繋がって表れてきて、
それは大系観察子Ω3と大系観察子Ω4の対化にもなるのである。
(つきつめると、それらは『ψ9:思形』と『ψ10:感性』の関係とも繋がってくるのだが・・・それはまた別の話・・・)

ヌーソロジーではそれら双方を『等化』していくわけだが、
「知性」と「情動」を能動的に使いこなすような意識と紐づいてくるため、その対の関係をよく理解しておこう。
 
 
↓続き

■変換人型ゲシュタルト論(38) ~イメージの世界を脱却できるか?~

2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]

ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ!
半田広宣さん初出版のものに加えて、
「変換人型ゲシュタルト」のレクチャーが付け足された代表書籍。
PDFのダウンロード版は1650円(税込)。

⇒NOOS ACADEMEIA ONLINE SHOPへ


-【連載】変換人型ゲシュタルト論

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

■変換人型ゲシュタルト論(14) ~変換人型ゲシュタルトの本論に入る前に~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇変換人型ゲシュタルトの本論に入る前に◆◇ いよいよ変換人型ゲシュタルトの中身の話に入ろう。 いわば、変換人型ゲシュタルトについて …

ヌーソロジーと変換人型ゲシュタルトを学ぶ意義→他者への執着が治まることについて考える

『ヌーソロジー』を学ぶ意義とは何か? もとい、『変換人型ゲシュタルト』を理解する意義とは何か? 変換人型ゲシュタルトをマスターしているぐらいヌーソロジーに詳しい友人と ヌーソロジー話をしてた時にこの問 …

【実用魔法】強化ブレードと強化バリアーについて

これまでヌーソロジー学習用テキスト『変換人型ゲシュタルト論』を書いていったが・・・ 一旦ちょっと脱線して、「魔術や魔法」をテーマにしたことを書こうと思う。 自分(Raimu)は今でこそとりあえずヌーソ …

■変換人型ゲシュタルト論(50) ~光の身体化~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇光の身体化◆◇ 少しおさらいすると・・・ 『次元観察子Ψ5』は『次元観察子Ψ3』と『次元観察子Ψ4』を『等化』することで分かるも …

■変換人型ゲシュタルト論(9) ~基礎用語① 次元観察子と定質/性質など~

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。 ◆◇基礎用語① 次元観察子と定質/性質など◆◇ これから変換人型ゲシュタルトを具体的に学習するための「基礎用語編」を始めていく。 言 …

プロフィール

Author:Raimu

魔術・オカルト全般好きな理系。
サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

詳しくはこちら

2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

『Raimuのプログラミングノート』というプログラミング関連のブログを開設しました。
初心者向けの「プログラミング入門」がメインコンテンツになりますので、よろしくお願いします。

noteで西洋占星術による鑑定を有料で受け付けています。生年月日と出生日時から占う命術鑑定です。
通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

Kindle本など。Amazonで買えます。
「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
詳細はこちら

Kindle版があり。
ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
詳細はこちら

メイン⇒@raimu_23tm

占い関連⇒@raimu_23tm_thot

ヌーソロジーたん⇒@noosology_tan

アストロロジーたん⇒@astrology_tan