「アニマンダラ」について

 ここで、『アニマンダラ』について紹介しておきます。

 『アニマンダラ』とは、ヌーソロジーとも関わりの深い、『天海ヒロ』さんという人の提唱した新しい生物学・進化論で、コウセンさんからは「ヌーソロジーの生物版」とも言われているものです。
 以下、公式ホームページです。

 「アニマンダラ」では、ヌーソロジーの理解が深まりそうな情報もあれば、「進化論」として現代を生きるのに為になるようなことまで語られています。
 生物には、魚類、鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類、甲殻類、昆虫・・・といった、様々な種類がいますが、それらの多様性には、人間の生き方や意識の在り方が表れている・・・という考え方が、アニマンダラではされています。

 アニマンダラの内容の中で、特にヌーソロジーと親和性が高いのが、『内骨格』『外骨格』の話です。
 「内骨格」とは、内側に固いモノを作り出した進化の仕方で、「外骨格」とは、外側に固いモノを作り出した進化の仕方です。
 これが、一方では「背骨」の元になっていて、一方では、固い外皮を作り出すようになっています。

 この二つの方向性は、生物の進化の原点ともなっています。
 生物史では、カンブリア期と呼ばれる生命の原型が作られた時代がありますが、その中では、「ピカイア」が内骨格の代表であり、「アノマロカリス」が外骨格の代表となっていました。

 そこから、ピカイア側は、魚⇒カエル⇒トカゲ⇒哺乳類・・・といった進化を遂げ、アノマロカリス側は、蟹・エビ⇒サソリ・クモ⇒虫・・・という進化を遂げるようになりました。
 それらを表わした、『生命の系統樹』というモデルがあります。


Animandalaの世界

 以上のモデルでは、内骨格側でも2種類のルートがあり、外骨格側でも2種類のルートがあることになります。

 そして、「内骨格」側の最終形態が「人間」であり、そこからまた多様な進化を遂げる・・・というのが、アニマンダラの考え方です。

 ここで、ヌーソロジーと絡めると、内骨格は、『ノウス』や『等化』という概念に近く、外骨格は、『ノス』や『中和』という概念に近いことが分かってきます。

 何故なら、前者(『ノウス』)は、精神によって新しい世界へと進出する方向性であり、後者(『ノス』)は、物質世界に適応し、物質を増やしていく方向性のものだからです。

 このように、ヌーソロジーの概念を、アニマンダラのように違った視点から捉えてみるのも面白いです。