私的、タロットカード小アルカナ解説


自己流の小アルカナ解説。
主に「ラーニング・ザ・タロット」を参考。

「トート・タロット」の解釈をベースにした最新版より旧版。


<4属性>
 
ワンド:
4属性の「火」。
西洋占星術における「火」と関係があり、直感を司る。
数値だと1番目と解釈できる。
純粋な「1」なるエネルギーを持つ。
カバラにおける、アツィルト界(元型界)に対応している。

カップ:
4属性の「水」。
西洋占星術における「水」と関係があり、感情を司る。
数値だと2番目と解釈できる。
1番目と2番目の関係を持つのに必要な、愛情のエネルギーを持つ。
カバラにおける、ブリアー界(創造界)に対応している。

ソード:
4属性の「風」。
西洋占星術における「風」と関係があり、思考を司る。
数値だと3番目と解釈できる。
1番目と2番目の調整に必要な、知性と制限のエネルギーを持つ。
カバラにおける、イェツィラー界(形成界)に対応している。

ペンタクル:
4属性の「地」。
西洋占星術における「地」と関係があり、感覚を司る。
数値だと4番目と解釈できる。
3番目の次である4番目は物質創造を司り、主に物質に関わるエネルギーを持つ。
カバラにおける、アッシャー界(物質界)に対応している。

<小アルカナ1〜10>
それぞれ、カバラの各セフィラーにおける、
数字に対応するものに関係がある。

〜1〜
(≒次元ユニット11、真理領域(T)、ケテル)

最も純粋な4属性の力

ワンドの1:
・純粋な「火」の力
・「1」に対応する力
・一方向の力を支える、勇気、自信、創造的意欲

カップの1:
・純粋な「水」の力
・「2」に対応する力
・「1」と「2」同士の
 「他者」との調和のため必要な、情感的なもの全般
・感情的なものや、愛の必要性
・サイキックとも関係あり

ソードの1:
・純粋な「風」の力
・「3」に対応する力
・「1」と「2」を分析する理性
・形成する力。「これ」と決めたら、ゆずらない力
・時には「1」と「2」を制限する

ペンタクルの1:
・純粋な「地」の力
・「4」に対応する力
・「物資」ある世界で起こること全般。
 結果にこだわる、現実的になる、
 財産を増やす、肉体を活かす、など
・形のあるものを作り出そうとする力
・物質的繁栄

〜2〜
(≒次元ユニット10、真理領域(U)、ホクマー)

「2」という要素の絡んだ、4属性の力の発展形

ワンドの2:
・ミカエル的リーダー
・個の力の極致
・神にも匹敵する個

カップの2:
・共との結びつき
・良き対面
・パートナー

ソードの2:
・思考と感情との分裂
・硬直した思考
・拒絶

ペンタクルの2:
・「妙技」の曲芸
・流れるようにこなす
・バランスを取りつつ、楽しんでこなす

〜3〜
(≒次元ユニット9、真理領域(V)、ビナー)

誰かとの関係性に絡みがある、割と人間的な4属性の力

ワンドの3:
・未知への挑戦
・先見の目
・勇気のある直感行動

カップの3:
・友情
・コミュニティ
・フレンドリー

ソードの3:
・裏切り
・傷つき
・人が絡んだ心の傷

ペンタクルの3:
・誰かと協力して物事を成し遂げる
・チームワーク
・計画と連携。そして達成

〜4〜
(≒次元ユニット7、青の勢力、ヘセド)

意識進化の要素との絡みが強い、4属性の力

ワンドの4:
・祝いの祭典
・花火
・自由なる「火」の好調状態

カップの4:
・静かなる水たまり
・精神への没頭
・自分の内側に目を向ける

ソードの4:
・思考静止
・静寂空間
・四剣結界

ペンタクルの4:
・囲った資本
・物資のコントロール
・頑丈な金庫

〜5〜
(≒次元ユニット6、赤の勢力、ゲブラー)

「他者」との絡みが強い、4属性の力

ワンドの5:
・意見の相違による争い
・競争
・火と火同士での対決

カップの5:
・重大なものの喪失。
 まだ残ってるものはあるが気付かない
・後悔する
・精神がくじける

ソードの5:
・利己的に生きる
・不正に勝利を得る
・自己を忘れて私利私欲に生きる

ペンタクルの5:
・金銭に依存した状態での、
 金銭の喪失
・精神的にも参る
・身体もボロボロになる
・他者からも拒絶される

〜6〜
(≒次元ユニット5、中心の存在、ティファレト)

「自己」との絡みが強い、4属性の力

ワンドの6:
・「自己」の力で成功を手にする
・太陽のように輝く
・自己信頼

カップの6:
・ただの善意
・キリスト的善意
・無垢な行い

ソードの6:
・憂鬱状態。ただし、悪くはない
・自己発展の低迷状態
・少し旅にでも出かけてみる

ペンタクルの6:
・節制の視点
・持っているものと、持っていないもの
・相対的な視点
・表と裏

〜7〜
(≒次元ユニット4、情動の陽光、ネツァー)

俗世間的なものと絡みが強い、4属性の力

ワンドの7:
・攻撃の火
・反逆の火
・抵抗の火
・屈服しない

カップの7:
・ふわふわした夢想の水
・だらしのない空想
・優柔不断
・夢想の未整理

ソードの7:
・ズル賢い風
・個人行動をする
・逃げるのが上手い
・ピエロ

ペンタクルの7:
・成果の収穫後の地
・小休止し、考える
・成果を評価する
・方針の変化も検討する

〜8〜
(≒次元ユニット3、知性の陰影、ホド)

俗世間から離れての探究心との絡みが強い、4属性の力

ワンドの8:
・飛翔
・真実の直観と、そこからの突破
・重要なメッセージ
・素早い行動

カップの8:
・探究活動
・物事の終わりと、そこでの探究
・物事のサイクルの終了と、そこでの小休止
・真実の変化

ソードの8:
・途方に暮れる
・八方塞がり
・限界
・制限を受けている

ペンタクルの8:
・コツコツと努力する
・勤勉な姿勢
・知識を増やしていく
・細部へのチェック

〜9〜
(≒次元ユニット2、境界線上の自我、イエソド)

自我の持つ要素との絡みが強い、4属性の力

ワンドの9:
・守りの姿勢
・慎重に、根気よく行動する
・ピンチになっても負けないようにする
・自我の根性

カップの9:
・物事を成し遂げる
・感覚的、肉体的な喜び
・達成感を得るが、一時的かもしれない
・自我の栄華
 
ソードの9:
・考え過ぎ
・ひたすら不安に悩まされる
・ネガティブに後悔し続ける
・自我の心配性

ペンタクルの9:
・規則正しく生活する
・自分を信じて行動する
・気高いものに近づくように努める
・洗練された自我

〜10〜
(≒次元ユニット1、地上、マルクト)

地上での普遍的な営みとの絡みが強い、4属性の力

ワンドの10:
・過剰責任義務を負った人間
・一人に過剰な仕事を負わせている状況
・「英雄」や「長」や「奉仕者」や「王」など

カップの10:
・人間の幸せ
・この世の平和、幸福の時
・家庭、家族

ソードの10:
・最悪の状況
・キリストの最期
・死?

ペンタクルの10:
・物質的な栄華
・文化の繁栄
・続く伝統
 

<小アルカナ、コート・カード>

〜キング〜
「火」「水」「風」「地」のすべての要素を持つ王。
中でも「火」を主体とする。
パーフェクトな性質を持ち、加えて、各属性のどれかに特化している。
カバラにおける「ケテル、ホクマー、ビナー」の要素の
三つを合わせ持った者にあたる。

キングの火:
・「火」の力、「水」の愛、
 「風」の知性、「地」の堅実さを持ち、
 中でも「火」の力に特化した王
・エネルギッシュで、強いカリスマを持つ
・クリエイティブである
・新しい分野を切り開くリーダーとなる

キングの水:
・4属性のすべての要素を持ち、
 中でも「水」の力に特化した王
・愛が深く、聡明である
・人の心をよく分かっている
・常に落ち着いている

キングの風:
・4属性のすべての要素を持ち、
 中でも「風」の力に特化した王
・理知的でもあるが、道徳的でもある
・公正に物事を判断する
・問題解決の達人

キングの地:
・4属性のすべての要素を持ち、
 中でも「地」の力に特化した王
・バランスが良く、かつ、
 地に足のついた思想を持つ
・実務能力に優れている
・安定感がある

〜クイーン〜
「水」「風」「地」の要素を持つ女王。
中でも「水」を主体とする。
全体的に愛情深く、加えて、各属性のどれかの性質を持っている。
カバラにおける「ヘセド、ゲブラー、ティファレト」の要素の
三つを合わせ持った者にあたる。

クイーンの火:
・エネルギッシュで魅力的
・誠意ある行為
・精力的で愛情深い女王

クイーンの水:
・あらゆるものに対し、優しく寛容
・スピリチュアルな力を持つ
・どこまでも愛情深い女王

クイーンの風:
・誠実にして、ひたすら正直なことを好む
・理解が早い
・頭が良く、経験豊かで、誠実な女王

クイーンの地:
・養う力を持つ
・自然を愛する
・現実的で、よく気のきく女王

〜ナイト〜
「風」「地」の要素を持つ騎士。「風」を主体とする。
リーダー的存在だが、割と欠点が多く、
各属性の短所となる所が浮き彫りになっている。割と凶カード。
カバラにおける「ネツァー、ホド、イエソド」の要素の
三つを合わせ持った者にあたる。

ナイトの火:
・向こう見ずに攻める
・うぬぼれる
・冒険し過ぎる

ナイトの水:
・感情的になり過ぎる
・空想にふける
・繊細で神経質になる

ナイトの風:
・理性的過ぎて頑固
・無情
・生真面目

ナイトの地:
・現実主義で頑固
・結果至上主義で保守的
・過労

〜ペイジ〜
純粋な「地」の要素を持つ若者。
地上における、各属性の純粋な力を引き出した人間であり、
純粋な各属性の性質を持っている。割と西洋占星術的な4属性に近い。
カバラにおける「マルクト」を、
純粋な形で持った者にあたる。

ペイジの火:
・直感力を引き出す
・クリエイティブになる
・勇敢になる

ペイジの水:
・感情の力を引き出す
・ロマンの力を持つ
・愛情に満ちる

ペイジの風:
・思考の力を引き出す
・分析、論理、理性の力を使う
・誠実にふるまう

ペイジの地:
・感覚の力を引き出す
・仕事の結果を出す
・道具を上手く使い、現実的に生きる




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