「観察子」とは?

 次に、ヌーソロジーにおいて出てくる、『観察子』という概念について説明します。

 それは、まず、「真理を解き明かすための、およそ13の要素」という説明が妥当かと思います。
 オコツトが提示した、宇宙的なシステムを理論的に解析するための「鍵」です。
 コウセンさんは「霊」とも説明しています。よって、やや抽象的なものでもあります。
 それぞれの『観察子』の理解を深めることで、全体のシステムの理解も深めることができます。

 『観察子』は、『ペンターブ・システム』に対応していて、その数は「13」で区切られます。

 一方、他者側との関係を含めて見ていくときは『セプターブ・システム』(7段階システム)に対応しています。
 その時は「14」が加わり、「13-14」が新たな対化として作り出され、そこから新しい精神が作り出される仕組みになっています。

 これから我々が、当分つき合っていくのは、『プレアデス』にある観察子と言われる『次元観察子』というものなので、まず、『次元観察子』で説明します。

 まず、観察子は、二つ一組で構成されます。
 数字が奇数の観察子は「等化側」などと呼ばれ、数字が偶数の観察子は「中和側」などと呼ばれます。
 『次元観察子』の場合は、「ψ(プサイ)」というギリシャ文字に、数字をつけて表されます。
 この数字が、『ペンターブ・システム』における、『負荷』・『反映』・『等化』・『中和』、のように発展していきます。
 1(負荷)→2(反映)→3(等化・新たな負荷)→4(中和・新たな負荷の反映)→5(さらに等化・さらに新たな負荷)・・・と続いていきます。
 「6」は、「5」という新たな『負荷』の『反映』であり、「7」は、さらにその『等化』というわけです。
 こうして、単純に上昇していく構造を持ちます。
 そして、それは、3段階の『ペンターブ・システム』に対応していて、全部で「13」あるとされます(「14」あるとも言われます)が、「8」で一つ区切りがあります。これは後ほど詳しく説明します。

 そして、「奇数系の観察子は『ノウス(NOOS)』」「偶数系の観察子は『ノス(NOS)』」と呼ばれます。そもそも、これが『ノウス』と『ノス』の本質です。
 『ノウス』を「天使的な力」、『ノス』を「悪魔的な力」などと捉えるのではなく、こうした理解の深め方をする必要があります。
 ノウス、つまり奇数系の観察子が『等化』の力を持っています。ノスは、『中和』の力です。これが重要であり、いわゆる「天使的な力」と「悪魔的な力」の本質を、この双方の力がそれぞれ持っています。

 また、奇数系観察子は「自己の方向側」、偶数系観察子は「他者の方向側」と呼ぶこともできます。
 これは、ヌーソロジーをより詳しく学んでいくと分かることですが、『等化』は、意識を、より本性的な「自己」の方向へ、『中和』は、意識を、より本性的な「他者」の方向へともたらします。

 まとめると、奇数系は、「等化側」「負荷側」「ノウス側」「自己の方向側」と呼ぶことができ、
偶数系は、「中和側」「反映側」「ノス側」「他者の方向側」と呼ぶことができます。
 この区別が、ヌーソロジーにおいて、重要な所になります。
 
 奇数系観察子と偶数系観察子を、実践的に学ぶことで、その本質がだんだんと理解できるようになってきます。