常識の再構築

 以上の作業で必要なのは、「常識の再構築」にあたります。

 まず、「客観」の意識を疑い、その常識的な観念から脱却を行います。
 そして、「主観」をいくらか重要視するようにし、後には、ゲシュタルトの「再構築」を行っていく、という作業です。

 これは、自分が常識だと思い込んでいる価値観の「再構築」にも通じています。
 ヌーソロジーは、「空間認識の解体と再構築」を行うのと連動して、「自分の価値観の解体と再構築」も行っていくことになります。

 そして、このことは、自分自身の持つ、人間としての「自我」を見直すことでもあり、
 人間を人間たらしめる「自我」の呪縛を克服する道にも通じている、ということになります。