反転の方法として、「ローレンツ収縮」を使ったイメージの方法があります。
まず、「ローレンツ収縮」とは何か?
これは、アインシュタインが「特殊相対性理論」でも出てくる、現代物理学の概念で、「物質が光速度に近づいた時、その進行方向の長さが縮むというもの」というものです。ヘンドリック・アントーン・ローレンツという人が仮説を立てて、アインシュタインが「特殊相対性理論」の中で明らかにし、「ローレンツ変換」という概念で伝えられるようになりました。
「ローレンツ収縮」における長さの変動は、長さを「l」、速度を「v」、真空中の光速度を「c」とおき、左辺を縮んだ後の長さとすると、以下の式で表すことができます。
この式では、「v」の値が大きくなればなるほど、計算結果の値が小さくなることが分かるでしょうか?
そして、もし、「v」の値が光速度を突破するとなるとどうなるのか?
そうすると、ルートの中身がマイナスの値になり、長さが「虚数」になってしまいます。
このように、「光速度」を突破した時の風景(自身が光速度に進むイメージで良い。)というのをイメージできれば、「反転」をイメージすることができます。
※ちなみに、アインシュタインは、「物質が光速度を超えることは無い」と言っていましたが、ここでは、「観念」の上ではそれは可能ということにします。
図の左側は普通の空間です。
そこから、物体を「光速度」に近づけることで、ローレンツ収縮という現象が起き、空間が縮まっていきます。
そして、それが「光速度」に達した時に、その大きさが「点」と同様の大きさに縮まります。さらに、そこを突破した時、「裏返った空間」というのができ上がってきます。それが「反転した空間」です。
補足をすると、ローレンツ収縮では進行方向にしか長さが縮まないため、これは、縮んだ距離を直径に持つ球としてイメージする必要があります。
これは、ヌーソロジーの書籍『2013:人類が神を見る日』にて、「繰り返しやると良いワーク」として書かれていますが、その通りであり、これを繰り返しやることで、「反転した空間」という概念に慣れてくるようになるので、エクササイズとしてやった方が良いものです。
また、ローレンツ収縮は「進行方向にだけ長さが縮む」ということに忠実に描画すると、以下のようになります。
まず、ここで「ミクロの長さのもの」を押さえておいて、その次に「反転した空間」を捉えるようにすると良いと思います。
こうしたことを行うコツとしては、まず、空間を「観念」として捉えます。次に、観念として捉えた空間を、光速度に近づけていきます。それによって、空間と時間が縮んでいきます。
そして、光速度に達した時、空間と時間は「点」の大きさにまで縮んでいきます。
さらに、光速度より先にいった時に、「点」の大きさのものの中に入り込んでいきます。この時に発生する空間が、「反転した空間」です。
「光速度」以降の世界では、時間の概念がこの世界とは変わっています。「反転した空間」とは、この空間ではない次元にあたります。
それは、時間が流れていない空間であり、「死後の世界」のようでもあります。なので、「反転」を掴むためには、そこにある「何か」を感じ取る必要があります。
「反転した空間」は、『人間の外面』と呼ばれていて、オコツト情報によると、対象として見ている物の「名前」がそこにあるとも言われています。このことも掴んでみると良いです。