「ψ3とψ4の対化の定着」

 ひとまず、「ψ3とψ4を発見する方法」をまとめると、以上の通りになります。他に方法があるかもしれませんが、自分がまとめたベースの作り方としては、この通りになります。
 多分、ベースとしては、以上で紹介したやり方だけでも、大体掴めるんじゃないかと思います。あとは「どう定着させるか」の問題な気がします。

 再度、図を提示します。

 この対化が「発見」できたなら、今度は「定着」を図っていくことになります。
 「定着」は、この見方に関する知識や見解を、新たに学んでいくか、あるいは、なるべくこのイメージをする機会を増やすことで行います。
 例えば、ルドルフ・シュタイナーの言ったことである、「毎日、わずかの時間でもよいから、内的平静の瞬間の中、日々の仕事とはまったく異なる事柄のため費やす時間を確保すること(それが確保できないというのなら、毎日5分間だけでも十分である。)」という言葉に習って、イメージ時間を設けるというのも、一つの手段です。
(「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」より引用)

 この「定着」が上手くいって、「ψ3とψ4」もとい「主体と客体」は、「前」と「後ろ」のように、「相対的な関係である」ということが分かってきたら、その時は既に、漠然と『ψ5』の意識の位置を発見しています。
 「ψ3とψ4の対化の定着」が済むことで、「ψ5の発見」がしやすくなるわけです。次もまた、「ψ5」を発見をしたら、今度は「定着」をしていくことにし・・・、そうすると、今度はまた、その『反映』が見えてくるようになります。この繰り返しです。
 観察子の知覚は、こうして、地道にやっていく手段が、恐らく、一番確実です。
 また、こうした「発見」「定着」を元に、観察子にまつわる様々な話を、色々と学んでいくと良いです。