仏心一体の「涅槃寂静」

 『次元観察子ψ5』を認識し、その場所に「心」を置いた場合、神聖な感覚というのを得ることができます。
 その時の状態を「仏教」で説明すると、ψ5に該当する『自己』に「仏」を置くことで、「仏」と一体となっていることになります。「仏」の概念には、より上位のものもあるであろうと思いますが、ひとまず、『自己』に相当する重要なポイントがここにあります。

 その時に、「涅槃寂静」という境地に、ある程度、至ることができます。「涅槃寂静」とは、仏教で言われている、悟りを開いたときに得れる清らかな安らぎの境地であり、仏教ではここに至福があるとされています。
 『次元観察子ψ5』においては、ψ5に対応する「仏」と一体になった時の「涅槃寂静」を感じることができます。

 「涅槃寂静」の境地には、より上位のものがあるであろうし、『次元観察子』においてもそうなりますが、ψ5では、そのポイントとなる所に至ることが出来ます。
 『次元観察子ψ5』は、『シリウス』にある『定質』の力を感じ取ることもできる、重要なポイントにあたります。

 これは、仏教で伝えられているように、場合によっては何かの行法を積んで、清らかな境地に達しないと、感じるのは難しいかもしれません。
 また、これに限らず、仏教で伝えられている悟りの境地は、観察子の知覚状態で説明できる側面があるので、考察してみると面白いです。
 ヌーソロジーにおいて、観察子を『等化』していく道は、仏教の「空」へと向かう方向性とほとんど同じであり、ヌーソロジーの『精神』の方向性もほとんど同様のものにあたります。これは、「涅槃寂静」の境地へと向かう道と通じています。