「次元観察子ψ5」と「自己」について



『次元観察子ψ5』とは『自己』が形成されている空間領域のことです。ψ5は『位置の等化』によって顕在化を起こし、『人間の内面と外面』を統合します。

―――シリウスファイル:19910512



 『次元観察子ψ5』は、今まで説明した通り、『自己』という概念が割り当てられています。
 それは、自分自身の「自己」というのを規定するものが、『次元観察子ψ5』の説明する空間的な位置にあるということです。

 これは、スピリチュアルの世界で「ハイヤーセルフ」と呼ばれているものとも近いと思われます。「ハイヤーセルフ」とは、「高次元の自分」と言われているものです。少し曖昧な概念ですが、あくまで、『次元観察子ψ5』の『自己』は、「自己」と「他者」が分離している状態であるので、「自他分離状態での最高位のハイヤーセルフ」だと言うことができます。

 前節で説明したように、仏教で言われている「仏」というものもそれに近いのではないか?と思います。
 そもそも、「ブッダ」とは、「目覚めた者」という意味です。
 それから、西洋的には「キリスト意識」というものとも関係があります。「キリスト」は、キリスト教のキリストのことを言いますが、そもそも、「キリスト」とは、「油を注がれた者」(※聖霊を受けた者とも解釈される)を意味する特別な言葉であり、キリスト教とは、元々、グノーシス主義においては、高次元の神性を持った自分である「キリスト意識」を追求するものです。