ここで、古代にあったと言われる「マヤ文明」の話をしようと思います。
マヤ文明というと、2012年12月23日の人類滅亡説で馴染みがあった文明でもあります。
マヤ文明についてよく知ると、あれはただの噂というよりは、考古学的に価値があるものだということが分かってきます。
ヌーソロジーでマヤ文明の話というと、書籍『2013:人類が神を見る日』に出てくる、高橋徹さんがいます。そこでは、オコツト情報の解読を進めるコウセンさんが、マヤ暦研究家の高橋さんの所に伺った時の話が書かれています。
マヤ人は十数種類もの暦を自在に使い分けていたそうですが、その中でも最も神聖な暦とされた「ツォルキン」と呼ばれる暦がありました。この暦によると、一ヶ月は20日で、一年は13ヶ月、つまり、1年は260日というように捉えられていました。
以下が、ツォルキンと呼ばれる暦です。
横マスは13列あり、縦マスは20行あります。全部で260マスになります。それぞれのマスに書いてある記号が、マヤの数表記であり、(・)が一つで1、それが5になると(―)になります。6は(―)が一つで(・)が一つということになります。そして、13まで行くと、また1(・)に戻ります。それと、20行ある縦マスを使って、5進法と13進法、それから20進法を巧みに扱っていたと言います。
暦にはセルを黒く塗りつぶし、模様を作っている箇所があります。これは、機織りと呼ばれている箇所で、この期織りの数は全部で52個ありますが、この部分の数字を全部足すと、364になります。
それは、マヤ的には「銀河の活性化の通路」という意味があるそうです。
加えて、マヤ人は、260日の暦と、364日の暦に基づきながら、長期計算法と呼ばれる5200年の周期全体を見渡せるカレンダーのシステムを持っていて、さらには、26000年や、104000年のカレンダーまで持っていたと言います。
そして、それらの長期型のカレンダーにおける周期がすべて終わってしまう日付があり、それが、「2012年12月23日」だと言われていました。
それが終わった後は、また、新たな104000年の周期(26000×4)に入ることになるそうです・・・
果たして、これらのことが何を意味するのでしょうか?
ただ単純に言えば、古代文明で使われていた暦が切れるだけ…ということになりますが、これが屈折して「人類の滅亡か」と取る人も出てくれば、何か別の意味を感じ取る人もいた、というわけになります。
(これについては、1996年に刊行されたグラハム・ハンコック著の「神々の指紋」
という本の影響が大きいという話があります。また、マヤ暦の計算方法によって微妙に日付の結果が変わったりすることもあるそうです。)
コウセンさんが高橋さんからこの話を聞いた時は、自身もオコツトによって「2013年」という数字を出されていたため、そこにシンクロニシティ(偶然一致)を感じざるを得なかったそうです。
ひとまず、オコツト情報とも共通して言えることは、「壮大な周期の転期を迎える」ということになります。
何か、人類がこれから新しい方向へと向かうロマンを持っていても良いのかもしれません。