『観察子』というものは、太陽系にある「惑星」とも対応しています。
惑星は、西洋占星術の世界では、精神の中の何かしらの作用を表すとされていますが、ヌーソロジーでは正しく、「『次元観察子』と『大系観察子』の双方の投影」と言われていて、意識進化のためのユニットとして働きます。ちなみに、ここでは、「太陽」と「月」と「地球」も、「惑星」と同様に扱います。
ヌーソロジーにおける、観察子と惑星の対応を「生命の樹」に当てはめると、以下のようになります。これは、「カバラ」における「セフィラー」と惑星との対応関係とも、ある程度の整合性がとれます。
(※「土星」、「天王星」、「海王星」に、一般的な既存解釈との違いがあります。また、「カバラ」には、ユダヤ人によって伝えられる、伝統的な「ユダヤ・カバラ」と、それ以外人種が「カバラ」を研究して出来た「キリスタン・カバラ」がありますが、惑星にセフィラーを当てはめる考え方は「キリスタン・カバラ」によるものなので、以下のモデルは、「キリスタン・カバラ」に近いです。)
ここで出てくる「惑星X」とは、オコツトが、近年に新発見されると述べた惑星です。ただ、その発見については、現段階では謎に包まれています。
それから、『真実の地球』とは、いわば地球のことを言っていますが、それは、ヌーソロジー的に特別な、「『覚醒』を起こした時に見える地球」のことを言っています。ヌーソロジーの世界では、こうした、特別な地球の存在があり、それが、「ψ13」という、極めて高次元な場所にあるということです。
また、「冥王星」は、2006年に、正式な惑星の定義から外れましたが、これは、科学の持っている見解として、ヌーソロジーでは、特に重用視はしません。ヌーソロジーにおける冥王星は、西洋占星術での扱いと同様、依然として、人間の意識において、重要な位置づけとなる惑星として扱うことになっています。
それぞれの惑星の持っている力を、ヌーソロジー用語で説明すると、以下のようになると言われています。
地球
《Ω1,ψ1》:
精神交差が対化の内面から生み出されるのを待つところ。
月 《Ω2,ψ2》:
付帯質としての力をもったところ。
水星 《Ω3,ψ3》:
進化の方向に反映された力の上次元作用。
金星 《Ω4,ψ4》:
精神を進化の方向に変えるところ。
太陽 《Ω5,ψ5》:
精神の等化が行なわれているところ。
火星 《Ω6,ψ6》:
付帯化された精神。
木星 《Ω7,ψ7》:
定質に形質をもたらす力。
土星 《Ω8,ψ8》:
人間に性質をもたらすために変換されている力。
天王星 《Ω9,ψ9》:
精神の内面性に方向性をもたらす力。
海王星 《Ω10,ψ10》:
人間の方向性を作り出すところ。
冥王星 《Ω11,ψ11》:
思形と感性を等化する精神。
惑星X 《Ω12,ψ12》:
定質の反映として生み出される性質。
これらの意味は、はっきりしたことは掴みかねますが、それぞれの用語の意味を捉えることができれば、はっきりしてくるのではないかと思われます。
こうした、惑星の持っている力というものは、より本質的な所は、『大系観察子』がそれに該当すると思われます。ただし、人間が親しみやすいのは、『次元観察子』なので、ひとまずは、そのイメージと絡めて扱った方が良いです。
「人間のセフィラー」のようなものが『次元観察子』で、その本質を持ってる、「ヒトのセフィラー」のようなものが『大系観察子』と言うことができます。
『次元観察子』と「惑星」には、相関関係があることは、自分の実践経験においては確認しているので、その二つを併用して理解することで、お互いの理解を深めることが可能です。