「次元観察子」と原子との関係

 また、『次元観察子』は、素粒子や電子や原子の構造など、ミクロな物質の構造や、その付近の物理法則に関係していると言われていて、それはそれぞれ以下のようになります。



ψ1〜ψ2:
時空(ψ1:空間、ψ2:時間)

ψ3〜ψ4:
光子の波動関数(ψ3:虚軸
ψ4:実軸)

ψ5〜ψ6:
複素ヒルベルト空間(ψ5 : u-クォーク、ψ6 : d-クォーク)
それぞれがU(1)対称性を持つ。

ψ7〜ψ8:
 クォークのアイソスピン空間(ψ7:陽子、ψ8:中性子)
それぞれがSU(2)対称性を持つ。



 これが、ヌーソロジーの醍醐味ともいえる所であり、「人間の意識の構造」であるはずの『次元観察子』が、こうした素粒子などの構造に関係があると言われています。
 これが、「物質は、人間の精神を投影して、存在しているものである。」というオコツトの説を、具体的に解明する手がかりになります。
 

 ここで、オコツトが「素粒子の構造には、人間の意識の構造が表れている。」というようなことを言った時の対話内容を、記述しておきます。(『2013:人類が神を見る日』より引用)

 
――――量子世界の構造が日常的な空間と何らかの関係を持っていると言われるのですか?
「はい、もちろんです。『シリウス』から見ると量子の世界とあなたがたの意識を構成している空間とは完全に重畳しています」
――――意識と空間と量子が同じもの・・・・・・・・・?
「主体と客体の関係性に形作られている幾何学が展開されていく空間は、おそらくあなたがたが複素空間と呼んでいるものと数学的には同型対応していくことになるでしょう。量子的な空間とあなたがたの意識を構成している空間は、わたしたちにとっては全く同一のものとして見えています。あなたがたが量子世界の中に見ている構造は、意識を構成するための高次元空間の射影のようなものと考えて下さい」
――――つまり、わたしたちの意識構造が、量子世界の構造と同一のものであるとおっしゃるのですか
「そのとおりです。だからこそ、このゲシュタルトはあなた方の意識に変化を起こさせる力を持っているのです。素粒子内部の世界とあなたがたの意識のシステムとはいわば鏡像関係にあります。物質としての素粒子の構造は『プレアデス的統制(科学)』の中で詳しく論じられているわけですから、それが認識のシステムとして形成されている空間構造と一致するかどうかは容易に確かめることができるはずです。そして、もしそれが完全に合致したとすれば、そのときあなたがたはそれこそ自分自身が宇宙の全存在物そのものであることを身をもって感覚化することでしょう」