他者側の「観察子」について

 さて、これまで説明してきた『観察子』は、自分の精神構造としての観察子、もとい、「自己」の持ってる観察子にあたるものでしたが、同様に、「他者」の持ってる観察子というものもあり、これが重要視されます。
 それは、「他者側の観察子」と呼ばれ、「ψ*1〜ψ*13」のように記述されます。

 それから、『凝縮化』という現象があり、それによって、「自己」の観察子は、「他者」の観察子に、重なり合うことができて、入り込むことができます。
 例えば、「ψ7」から、『凝縮化』という現象によって、「ψ*1」に入り込むという構造があります。
 同様に、ψ8→ψ*2、ψ9→ψ*3、ψ10→ψ*4、ψ11→ψ*5・・・というように、それぞれ、−6をした他者側の観察子に重り合って、入り込むことができます。

 これは、「自己」と「他者」とは、究極的には繋がっているものであるということになりますが、より正確な理解は、『次元観察子ψ7』を知覚することで習得した方が良いです。
 他者側を考慮していくことは、初心者の段階から取り組んでいくにおいては、少し難易度が高いと思われます。
 『ψ7』を理解してからの方が、それは安定します。

 それから、「他者」にとっては、「自己」へと『凝縮化』が働くので、自分が今見ている「ψ1〜ψ2」は、背後では、他者側の高次元である「ψ*7〜ψ*8」といった、+6した観察子が働いているという見方もできます。
 また、後述する『大系観察子』も、『凝縮化』によって見い出すことができます。