『次元観察子』や『大系観察子』といった『観察子』の概念がありますが、コウセンさんによると、『観察子』については以下の図を用いて説明されます。
これを『ケイブコンパス』と言い、コウセンさんが2009年レクチャー以降あたりから積極的に使うようになった図になります。これは、意識進化の道における「羅針盤」などとも言われています。
恐らくそれは2000年頃、コウセンさんがヌーソロジーの理解を深めていたある日、ドゥルーズ=ガタリの哲学の本を読んでいた時に、パズルのピース、ロボットのパーツが揃うように思いついたらしいです。(逆に言うと、ある程度までヌーソロジーの理解が深まらないと思い浮かばないのかもしれないと言うこともできますが・・・)
最近のコウセンさんの説明だと、この図を中心に『観察子』の概念や、全体像の説明などを進めることが多いです。
さて、『ケイブコンパス』を使った説明によると、ψ1〜ψ10までの概念は、以下のように当てはまります。
ポイントとしては、奇数系の観察子は「青」で書かれ、偶数系の観察子は「赤」で書かれて、それらが「対」となるようにまとまっていることです。それから、ψ7〜ψ8から、他者側の元止揚(偶数系にとっての奇数系、奇数系にとっての偶数系)に入り込み、それぞれψ9とψ10を構成するようになります。
ψ9とψ10は、それぞれ『人間の思形』と『人間の感性』と呼ばれるものですが、人間の世界においては、ψ9が『偶数系の元止揚』を裏で支え、ψ10が『奇数系の元止揚』を裏で支えていることになります。
『ケイブコンパス』では、こうした『奇数系の元止揚』と『偶数系の元止揚』、『思形』と『感性』の関係が重要となります。
それから、その次のψ11とψ12は以下のように当てはまります。
ψ11は『人間の定質』、ψ12は『人間の性質』と呼ばれますが、『ケイブコンパス』の仕組みによると、観察子はここで完璧に「他者側の観察子」へと関わり合いを持つことになります。また、ψ11とψ12には前半と後半があるのが特徴です。
簡単に説明すると、自己側の『偶数系元止揚』をノウス側(他者側の『奇数系元止揚』)へと染めるのが『人間の定質前半』、自己側の『感性』をノウス側(他者側の『思形』)へと染めるのが『人間の定質後半』…。それから、自己側の『奇数系元止揚』をノス側(他者側の『偶数系元止揚』)へと染めるのが「人間の性質前半」、自己側の『思形』をノス側(他者側の『感性』)へと染めるのが「人間の性質後半」…となります。
この辺りについては、高次の領域でもあり、難しい所であるので、正確な理解は後に回した方が良いと思います。
これらが、『次元観察子』を『ケイブコンパス』に当てはめた際の説明です。『次元観察子』のみの説明だと、ψ11〜ψ12までで一旦終わりとなります。
『大系観察子』をケイブコンパスに当てはめる場合は、[ψ1〜ψ12]⇒[Ω1〜Ω12]と置き換えられ、その時に、ψ13〜ψ14の概念が絡んでくるようになります。