「顕在化」と「潜在化」

 先程にも出てきましたが、『顕在化』というヌーソロジー用語があります。この『顕在化』は、先程の説明より、より深い意味を持っている用語です。
 『顕在化』の意味は、「観察子の構造が具体的に見えること」にあたります。さらに詳しく言うと、「『次元観察子ψ1〜ψ13』(あるいは、ψ1〜ψ14)の構造が、自身の精神にもあるものだと、はっきりと分かるようになること」です。
 正確な意味は、「次元観察子ψ1〜ψ13が見えるようになること」にあたりますが、例えば、『次元観察子ψ3』がはっきり分かることを「ψ3が顕在化する」、『次元観察子ψ5』がはっきり分かることを「ψ5が顕在化する」という風にも使われます。
 また、それは「一回限り見える」ではなく、「見えることが定着する」ことを指すのではないかと思われます。

 何にせよ、これまで潜在していた「意識の構造」を、顕在状態に持っていくという意味で、『顕在化』と呼ばれます。

 逆に『潜在化』という用語もあります。これは、『顕在化』と逆で、「意識の構造が見えない状態になること」です。
 これは、特別な意識構造が見えていない、物質世界のみを見ている、普段の人間の状態になることです。
 観察子でいうと、『次元観察子ψ1〜ψ2』しか見えないようになることにあたります。

 人間は、敢えて『潜在化』を行うことで、「普段の人間」となることができます。