「融解作用」という悪

 次に、割と日常生活とも関わりの強そうな用語があります。
 それは、『融解作用』といい、オコツト情報から読み解くと、割と明確に「悪」を生み出すものとして働いているのではないか?と読みとることができる用語です。

 これは、「自己」と「他者」の関係において、「他者」側を先手とし、主体性を持つものとして捉えることを言います。
 いわば、「自己」の意識より「他者」の意識を優先し、さらには「他者」である存在を「自己」だと錯覚して見てしまうという、自己の「他者化」というものにも該当します。
 
 この『誘拐作用』は、『次元観察子』においては、自己の方向性にある奇数系観察子ではなく、他者の方向性にある偶数系観察子を先手とすることで、起きる作用のことを言います。
 そして、オコツト情報から解釈すると、「偶数系観察子を先手とする意識の総体」というのがあり、そして、それが過剰なまでに働いていくことで、「悪」が発生していくのではないか?と読みとることができます。
 
 「〜 「他者」なるものが「悪」なのではなく、「他者」を先手とすることで、「悪」が発生する。 〜」。これは、ヌーソロジーによって導かれる、一種の真理でもあるので、押さえておくと良いです。