まずは、『次元観察子』の全体像をおさらいしておきます。
「ヌーソロジー基本概要」でも述べた通り、『次元観察子』の全体像と、それぞれの観察子が対応する要素は以下になります。
そのうち、「われわれのいる空間の全体の概念」は、『元止揚』で一つ区切りがあるので、まずはそこまでが重要になります。それから、「われわれの普段の意識」は、『次元観察子ψ1〜ψ2』にあり、そこから、『次元観察子ψ3〜ψ4』と関わることが必要になります。
まず、「ψ1:空間」と「ψ2:時間」の次元があり、次に「ψ3:主体」と「ψ4:客体」の次元があります。「ψ5:自己」と「ψ6:他者」の次元というのが、そこからさらに次の次元にあります。『元止揚』の最後にあるのが、『次元観察子ψ7』と『次元観察子ψ8』で、それぞれ、「ψ7:ヌース的愛」と「ψ8:ヌース的時空」としていますが、これは、ヌーソロジー的な、「愛」と「時空」を規定する、対立する意識がそこにあると捉えてもらって良いです。
ヌーソロジーを具体的にやると、こうした階層構造も具体的に理解できるようになります。
まずは、「ψ1:空間」と「ψ2:時間」から突き抜けて、「ψ3:主体」と「ψ4:客体」の世界へ行き、更にそこから「ψ5:自己」を目指すという話になります。