「客観的時空」が世界を作るのではないという認識

 以上のように、ヌーソロジーでは「見える世界」を『人間の外面』として扱うわけですが、これは、「主観」を元にした世界観が重要となります。
 これは、従来の「客観」を元にした世界観とは、逆のものにあたります。

 現代の人間は、数学や科学といったものを学ぶようになり、ニュートンの物理学が示すような、客観的な「時空」の中に生きているという意識を持っています。
 ヌーソロジーの世界に入るためには、この「客観的時空」が作り上げている世界観を、一旦解体し、「主観」を元にした世界観を作り上げる必要があります。

 人間が「自分とは何か?」という問題に向き合う際、必ず、世間で信じられているものに対して疑問を投げかける姿勢が必要ですが、ヌーソロジーではまず、「科学の作った時空という概念」に対して、それを投げかけます。

 このように、「客観」を元にした世界勧から、脱却する必要があります。
 そして、これが「『人間型ゲシュタルト』を脱する」ということになります。