「奥行き」について

 次に、『奥行き』というものについて述べます。

 『奥行き』とは、そのまま、視覚視野における「奥行き」の方向のことを言いますが、ヌーソロジーで言われている『奥行き』とは、普通の意味とは違う、少し特別な意味を持ちます。

 これは、コウセンさんが2013年付近からよく使うようになっていった言葉です。
 人間が普通「奥行き」をイメージする時は、普通に「長さを持ったもの」としてイメージしますが、ヌーソロジーの場合は、「視覚視野」は「視覚平面」として捉えるので、この「奥行き」は長さは持っていないもの、とします。
 人間が「奥行き」に長さをイメージするのは、人間が「3次元空間の中に『幅』を持つもの」として、「奥行き」を捉えているから、と言われています。

 「3次元空間」として捉えることなく、人間が目の前の光景を見ている時、本当は「奥行き」には長さはありません、その時の「真の奥行き」のことを、ヌーソロジーでは特別な意味を込めて、『奥行き』と呼びます。
 『人間の外面』や『次元観察子ψ3』が見えたとき、そうした、『奥行き』が見えるので、その辺りと含めて理解すると良いです。それは、言い換えるなら、「4次元目の軸の前側」と呼べるものでもあります。

 このヌーソロジー的な『奥行き』は、方向性としては『等化』や『ノウス』側のものにあたります。よって、『奥行き』は『ノウス』・『等化』・『反性質』の力を持ったものとして扱われ、『精神』を作り出すものにもあたります。

 また、この『奥行き』に対する概念として、『幅』というのがあります。この『奥行き』と『幅』の関係は、『次元観察子ψ13〜ψ14』に行き着く所まで、すべてに通じてる概念であり、より奥が深いものでもありますが、ひとまず、『次元観察子ψ3〜ψ4』でも、その片鱗を掴むことができます。