「観念論」と「実在論」

 ここで、「観念論」「実在論」というものについても、軽く述べておきます。

 簡単に言うと、先ほど説明した通り、客観的認識ベースの考え方が「実在論」で、主観的認識ベースの考え方が「観念論」にあたります。

  「実在論」は単純な話、座標のような世界観で、「空間にモノが配置されている世界がある」とし、「人間がそれを見る」ことによって、世界が成り立っているという論です。
 これは、実にニュートン物理学的な世界観であり、アインシュタインの言う「4次元時空(空間軸3次元+時間軸1次元の世界)」での話にあたります。

 逆に「観念論」は、「人間がモノを見る」ことによって、「モノが存在する」という論です。
 つまり、先ほどの「コペルニクス的転回」後の世界であり、ここで述べている「4次元空間」での話にあたります。

 この 「観念論」と「実在論」は、どちらが正しいかどうかについてですが…
 ヌーソロジー的には、意識を加速によってローレンツ収縮させた場合、「光速度の突破後」が『人間の外面』(4次元空間)の世界であり、「光速度の突破前」が「普通の世界」(4次元時空)であるので、「光速度を突破するか、しないか」によって、思考の切り分けが可能、ということになります。