立方体に垂直に立てた軸

 一般的に、次元というのは、「軸の数」で決まるものとされています。

 一本の場合は1次元、二本の場合は2次元、三本の場合は3次元、4次元の場合は、3次元に一本追加した世界ということになります。
 また、これは、それぞれ「垂直方向」に、新しい軸を加えてる所が重要であり、4次元目の軸も、3次元の軸の「垂直方向」に加わっているはず、ということになります。

 そして、その「4次元目の軸」というのを、発見するための方法があります。
 これは、コウセンさんが、その概念を探している時に、ある雑誌に紹介されていたというやり方です。



 4次元をイメージするための一つの例を挙げましょう。上に立方体が描かれています。この立方体は、今、平面世界に落とし込まれているわけですから、この平面自体を一応3次元世界と考えてみることにします。ここで立方体の一つの頂点に×印をつけます。この×印のところに鉛筆を一本立ててみてください。どうですか・・・・・・その鉛筆は立方体が存在している平面世界に対して直行していますね。ここで平面自体は3次元空間を意味しているわけですから、この鉛筆を立てた方向に4次元が存在することになります・・・・・・



 つまり、3次元に見立てた平面に対して、直行した軸を置くということです。

 しかし、これだけでは、4次元をアナロジー的にしか理解することができません。
 実際に4次元を知覚するためには、これは現実世界において、どのことを指すのかが分かり、それを実際に「観る」ということが必要になります。