「人間の外面」とは?

 ここで、改めて『人間の外面』について説明します。

 『人間の外面』とは、オコツトによると、「『人間の外面』とは、見える世界のことです。」と説明されています。

 そして、実は、それは目の前にある視覚視野を平面として見てみた、「視野平面そのもの」にあたります。

 「視野平面そのもの」が、『人間の外面』であり、そこで対象をみた時の無限遠点の場所に、『主体』が存在しています。
 ヌーソロジーでは、『次元観察子ψ3』のある無限遠点は、「−∞」と表記されます。(これは、電気的にマイナスであるという意味を持ちます。)

 さて、ここで、哲学において使われている絵を引用します。

 上の図は、哲学者エルンスト・マッハが用いた有名な絵です。マッハの考え方は、哲学者フッサールの「現象学」にも影響を与えたと言われています。
 この絵は何か?それは、哲学者マッハ自身が、左目で自分の足を見ている姿をそのまま描いた絵です。

 マッハは、こうした「見えている光景をそのまま観る」ということを重要視し、自身の哲学の説明にこの絵を用いました。
 『人間の外面』の発見には、「そのまま見えてる世界」というのを捉えることが必要になります。

 このように、「景色を視野平面として観ること」は、「4次元認識」と同義です。
 古代から伝わる「仏教」にて、「ある一つの対象に意識を集中させ、散乱する心の動きを止める、そして、そのまま対象を観る」という瞑想法である「止観」というのがありますが、この「止観」ができるようになると、景色の「視野平面化」が上手くいくようになります。
 従って、仏教にあるこうした行法は、「4次元認識」とも通じていると言うことができます。