妖怪やお化けの世界観

 さて、「妖怪」や「お化け」のいる世界観というものは、実は『次元観察子ψ3』にかなり絡んでいるのではないか?と思われるものだったりします。
 そもそも、「妖怪」とは何なのか?
 日本の伝統的な価値観から生まれた不思議なモンスターとして、様々な説がありますが、元は「自然現象」から生まれて、「名前」がつけられ、「妖怪」として認識されることで、「妖怪」として成り立つようになった「何か」だと思われます。

 「妖怪」や「お化け」を表現したものとして、有名なのは、漫画家の水木しげるが挙げられます。
 「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌の歌詞に「お化けにゃ学校も、試験も何にもない♪」とあります。それは、社会的な制約に、一切、縛られていない存在にあたります。

 最近の有名所としては、やはり、ゲームでもアニメでも大人気な、「妖怪ウォッチ」です。
 その世界観では、妖怪は、街の何処かに潜んでいるかもしれないが、普通は見ることができない、しかし、「妖怪ウォッチ」と呼ばれる、腕時計型の特別なアイテムを使用することで、ホログラム的に?その実体を認識することができるもの…という設定です。このように描かれていると、まるで「物理空間にも実は妖怪がいる」かのように捉えられてしまいますが…

 ヌーソロジーの視点から考察するに、彼らは「距離」という観念を持っていない存在です。というかそのハズです。人間の持つ「『奥行き』に距離をイメージする」という感覚をもっていないということです。本来の妖怪とは、そういった、空間概念を超越した存在です。従って、物質空間の制約がないので、自由な性格を持っているという側面もあります。
(従って、妖怪ウォッチという腕時計型アイテムは、あたかも物理的にそこにいるかのようにホログラム的に見せかける装置と解釈するのが良い…のではないかと思います。)

 このように、「妖怪」や「お化け」は、「主観性」を重要視する存在にあたります。
 恐いイメージや悪いイメージがあるかもしれないですが、「純粋主観」だということが分かり、対処の方法が分かってくれば、そうでもなくなってくるものです。

 そして、 「妖怪ウォッチ」の世界観の主な目的として、「妖怪と友達になろう」というのがあります。これは、そのコンセプトに関していえば、意識進化において、もの凄く重要なテーマなのではないかと思っています。やはり、この時代に流行った理由として、何か特別な裏付けというのがあるのだろうと思います。「妖怪と友達になろう」!