『人間の内面』は「昼」、『人間の外面』は「夜」に対応していると言われています。
先ほどの「妖怪」や「お化け」が好むのは「夜」の世界ですが、「夜」の世界というのは、「光が当たってない空間」であるので、「見られること」というのが優位ではなくなっている世界です。
『人間の外面』が「夜」に対応しているのは、それが理由だと思います。
それから、『人間の外面』側への参入には、先ほど言った通り、ユングの言った「シャドウ」と向き合う必要なども出てきます。従って、ビジョンとしては、どちらかというと「暗い」ものにあたります。
これは、「昼」を生きている人間の価値観からすれば、「よく分からないもの」に該当するかもしれません。
ψ3付近の領域である、『人間の外面』側の世界では、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」のような、摩訶不思議の世界観がそこにあったりします。