ψ3〜ψ4におけるキアスム

 「ヌーソロジー基本概要」にて説明した、「キアスム」という概念があります。
 これは、自己と他者によって相互に入れ替わる、2×2の構造のことを言いますが、『次元観察子ψ3〜ψ4』において、重要な「キアスム」というのがあります。

 それは、「自己にとっての『人間の内面』は、他者にとっての『人間の外面』となり、他者にとっての『人間の内面』は、自己にとっての『人間の外面』となる」ということです。
 そしてこれは、「自己にとっての『見えない世界』は、他者にとっては『見える世界』となり、他者にとっての『見えない世界』は、自己にとっての『見える世界』となる」ということにも対応しています。

 分かりやすく図で表すと、以下のようになります。

 つまり、観察子でいうと[ψ4・ψ*3]×[ψ*4・ψ3]という構造にあたります。
 「ψ4」と「ψ*3」、「ψ*4」と「ψ3」は、位置としては同じ場所にあるという所が重要です。

 この「キアスム」が掴めるようになると、『次元観察子ψ3〜ψ4』の対化がよりはっきり分かってくるので、『次元観察子ψ5』もまた、見出し易くなります。