「立方体への垂直軸」への適応

 次に、「4次元目の軸を発見するための図」を使います。

 この真ん中にある頂点に、垂直に立てた鉛筆が、4次元目の軸に当たるというやつです。
 この図を、「自分の視野空間」の真ん中に置いて、「今、見てる対象」とします。次に、「自分の視野空間を、平面としてみた時の姿」に、その図を対応させます。

 そして、『人間の外面』と「無限遠点」を発見できた時の状況に、「4次元目の軸を発展するための図」を対象に置くと、以下のようになります。

 この時の「自分から対象へと、前に真っ直ぐ伸びてる線」と、「立方体に垂直に立てた線」は、同じ「4次元目の軸」なので、まず、これが4次元目の軸であるということを発見し、次に、その認識を強めていきましょう。 
 それから、これが上手くいくと、その垂直な「前」の先に、「元から無限遠点先」にあったかのような、『主体』が発見できるわけです。
 ここで発見した、この『主体』が、『次元観察子ψ3』を作っています。『次元観察子ψ3』は、『主体』と密接に関わってるものなので、これが正しく発見できれば、『次元観察子ψ3』を発見したも同然になります。
 また、この時に、「『人間の外面』からの奥行き」というのものが発見できます。「4次元目の軸」が、「対象へ真っ直ぐ前」となり、この状態においての「奥行き」が、ヌーソロジーにおいて重要視される、『奥行き』となります。
 この時の感覚は、「見る」ではなく「観る」といえるような感覚です。それが分かるようになったら、かなり掴めていると思うので、この時の感覚を忘れないようにしてください。

 恐らく、この時の状態は、非情に微細なものを掴んでるような感覚であり、維持が難しいものでしょう。そもそも、「真理とは言葉では説明できない。」なんていう言葉がありますが、それは、微細な感覚そのものであったりするからです。そして、その微細な感覚そのものが、いくらか真理に通じているわけです。
 特に、ヌーソロジーにおける、この「4次元目の軸」は、そのまま『次元観察子ψ7』を認識するにおいても必要になってくるものです。『次元観察子ψ7』は、ほぼ、観察子全体の認識に関わっているものなので、「4次元目の軸」の発見と定着は、ヌーソロジー全体の肝となっている所です。

 この辺りは、4次元のイメージの基礎となる所ですが、恐らく、人によっては、すぐイメージできるものではないかもしれません。維持が難しい場合は、演習などもしてみる必要があるでしょう。