整合性がとれた状態での維持

 さて、ここで、発見する為の方法を一通り述べた所で、その「定着の重要性」について述べます。

 まず、ヌーソロジーの観察子の認識は、数字が下の順番から進めていくのが確実であり、以下のステップで望むことが好ましいと思います。


ψ1とψ2の対化の発見・定着

⇒ψ3の発見(ψ1とψ2の等化)

⇒ψ3の定着

⇒ψ3とψ4の対化の発見(ψ3の反映としてψ4を発見)

⇒ψ3とψ4の対化の定着


⇒ψ5の発見(ψ3とψ4の等化)

⇒ψ5の定着

⇒ψ5とψ6の対化の発見(ψ5の反映としてψ6を発見)

⇒ψ5とψ6の対化の定着


⇒ψ7の発見(ψ5とψ6の等化)

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 「発見」と「定着」を繰り返していくというやり方です。まず、「発見」にて何かを掴んだら、その感覚を忘れないようにして、今度は、なるべくその感覚を強く認識できるように、「定着」をするように心がけます。
 「定着」が進むことによって、次の観察子の「発見」が、非常にしやすくなります。これは、観察子の構造的にそうなっているので、この「定着」は、何か掴みたいのであれば、進んで行った方が良い所です。

 今回のψ3の話ですと、まず、「発見」を行うようにします。次に、それで何かを掴んだら、その感覚をベースにして、ψ3に関わる様々な見方を知ったり、学んだりすることで、その「定着」を進めることができます。
 また、そちら側の意識を使うことを、日頃から心がけることも必要になります。特に、『ψ3』と『人間の外面』は、「余計な思考の静止」と関わりがあります。それは、今まで行っていたような、不必要な思考を、なるべくしないようにする必要性もでてきます。『ψ3』と『人間の外面』の知覚の定着は、いくらか、そうした努力が必要になってきます。

 この辺りを上手くやるために、「反復練習」を使うというのも、一つの手かもしれません。武道の世界や数学の世界なんかでは、基本の「型」となる要素を身につけるために、「反復練習」を行うことがありますが、ヌーソロジーにおいても、場合によっては、こういった考え方が必要になっていくのではないかと思います。

 『ψ3』の「定着」が上手くいくことで、今度はその反映である『ψ4』が見えやすくなるので、そこの所を押さえて、努力してみると良いです。