先ほどはフラフープにつけたカメラの視点を紹介しましたが、
似たようなことを携帯のカメラについてるビデオ機能を使って行うことができます。
図のように、携帯のカメラを、自分の方に常に向くようにして、腕を使って自分を中心に回して、ビデオを撮ってみみます。
すると、ビデオには、自分の顔が回っているのが移るはずです。
これを理屈でいうと、つまり、「自分の周りを回っているカメラがある時、カメラから見ると自分は不動の状態で回っている」ということになります。
この二つも、先ほどのフラフープ場のカメラと同じように、「円の中心」と「円周」の二つに対応しています。
こちらが、「円の中心」を主体として捉えた世界にあたります。『人間の内面』の世界はこっちです。(ψ4側から前側を見ている。その様子を客観視している。)
この時、円を描いて回しているカメラには、半径の存在が意識されています。つまり、この時の『奥行き』は「長さ」が存在しているということです。
こちらが、「円周」を主体として捉えた世界にあたります。『人間の外面』の世界はこっちです。(ψ3側から後ろ側を見ている。その様子をただ主観的に見ている。)
この視点では、『奥行き』に「長さ」というのが存在していないと見るのが正しいです。ただ、自分の顔が回っている姿が映っているだけ、ということになります。
このように、自分以外の視点がある場合、この二つの世界があるものとして、世界を見ると良いです。