ここで、「瞑想」というものについて、いくらか述べておきます。
「瞑想」とは、静かな空間で、ただ単純に姿勢を正し、呼吸を整えて、「無」の意識を目指す行為ですが、これは、古今東西に存在する、『自己』を発見するための古典的な方法であると言うことができます。
これは、観察子の『等化』全般に効く行為であり、ψ3の会得にも、ψ5の会得にも、それ以上の場合でも役に立つものです。
一切の「他者」と接する行為を断つことにもあたるので、『ノス(NOS)』寄りの意識を『ノウス(NOOS)』に近づけることができるわけです。
特に、ψ5は『自己』にあたるので、「瞑想」において中心的な役割を果たすのではないかと思います。
高次元の観察子の知覚には、こうした行為も役に立つということを押さえてもらいたいです。