仏教用語まとめ

禅定(ぜんじょう):
心が動揺することがなくなった一定の状態。
「止」によって見い出すことができる。

智慧(ちえ):
仏の真理に即して正しく物事を認識し判断する能力。
「観」によって見いだすことができる。

禅(ぜん):
一般的には「禅宗」といった宗派のことを指すが、
元々はサンスクリット語の「dhyana(ディヤーナ)」の漢字訳である
「禅那」の略でもある。
それから、「禅定」の略として扱われることもある。
心の働きが一つに集中し、精神統一が済んだ状態のことを言う。
「考える」という意味を持つ「dhyai」から来ているという説もある。

煩悩(ぼんのう):
身心を乱し悩ませ智慧を妨げる心の働き。人間の欲望など。

仏性(ぶっしょう)
仏の持つ性質。

蓋(がい):
人間が持つ仏性や善心に覆いかぶさるもの。

縁(えん):
「原因があって結果が生じる」という原理において、
間接的原因、条件、事情、何かしらの繋がりを作るもの

諸法(しょほう):
この世のありとあらゆるもの。

諸仏(しょぶつ):
ありとあらゆる仏。

空(くう):
仏教において伝えられている、悟りによって分かる概念。
諸説あるが、天台宗においては、
不変の実体がなく、耐えず変わりゆくこと。

仏法(ぶっぽう):
仏が説いた教法。仏になるための方法。

衆生(しゅじょう):
人間をはじめとする全ての生きもの。

方便(ほうべん):
衆生を悟りに導くための便宜的な手段や方法。

三味(さんまい):
精神集中が深まりきった状態。

功徳(くどく):
神仏によるめぐみ。よい行い。よい行いの報い。
 


戻る
次へ