今回は推しの同人ゲーム紹介。
『西暦2236年 ~University Edition~』というノベルゲームについてです。
このノベルゲームの内容は本格的なSF、というか、「自分とは何か?」「人とは何か?」を問いかける方向性でヤバいものです。
人類がシンギャラリティを通過し、テレパシーが当たり前になり、AIが飛躍的に進化したりしている独自の世界を描いています。
エヴァンゲリオンとかマトリックスとかの作品が好きな人とかにオススメです。
◆西暦2236年 -Chloro-
作者はもきねさんという人。
そもそも、自分がもきねさんと初めて会ったのは、2013年の大晦日のあたりで、
なんと、「ヌーソロジーの同人誌」を出した時に会いました。
確か、コミケ終わりのあたりにこちらに偶然立ちよってくれて、
ヌーソロジーの方向性に意気投合して、
お互いの商品を交換するということになりました。
この時は、西暦2236のプレ作品である『西暦2236年の秘書』が出品されていました。
これは長編作品の前に作られた短編作品で、
哲学的でコアな内容の本編とは違って、
こちらはポップな感じで仕上がってて親しみやすく、
けど、「人工知能」がテーマになってて面白いものです。
『西暦2236年の秘書』は現在、遊びやすいスマートフォン版が無料価格でリリースされています。
2013年のコミケの後に、
『西暦2236年』の本編作品が、いよいよ2014年頃からリリースされていくようになりました。
それも自分はプレイして、濃厚なストーリーを堪能することになります。
『西暦2236年』は一部のシーンの影響でR-18となっていて、癖が強すぎる所もあるので、全年齢版が欲しいなぁ…と思ってたら、
待望のUniversity Edition(全年齢、英語対応版)が2018年頃に出ることになりました。
そんでもって、続けて「Stream」に配信されてダウンロード購入が簡単になったということもあり、再度プレイしました。
この作品のジャンルは何か?というと、はっきりとは言いずらく・・・
なんというか「よく分からんもの」というか、
「伝えづらい」タイプのものでもあります。
自分的には、これが「冥王星っぽさ」に近いような気がする・・・?
PVからは「よく分からんが伝わってくれ」なメッセージを感じます。
雰囲気は新世紀エヴァンゲリオンあたりにもけっこう近く、作者はエヴァンゲリオンのアニメシリーズを何周も(29周ぐらい)観てるぐらい好きらしいので、それっぽいものが好きな人は好きだと思います。
「同人ゲーム」というものは、企業が出してるようなコンシューマーゲームと違って、作者の意向でなんでもできちゃうのが大きな特徴です。
この作品も同人ゲームらしく挑戦的なものであり、内容も「とにかくいろいろと詰め込んでる」という印象があります。
あら削りな所はありながらも、凄みでひたすら突っ走ることができるのは同人ゲームの醍醐味です。
スクリーンショット紹介
以下、スクリーンショットをちらほら張って紹介します。
「物理学×意識」をテーマとする「とあるジャンルの人」が好みそうな内容です。
この辺のテーマに興味を持ったら、是非ともプレイして欲しいです。
他の作品など
先ほども書きましたが、
作者のもきねさんは、西暦2236年のプレ作品として『西暦2236年の秘書』というのを出しています。
こっちは割と明るくてポップな親しみやすい内容で、30分ぐらいでさくっと終わるので、
はじめはこっちをやってみても良いかもしれません。
◆SFビジュアルノベル「西暦2236年の秘書」が配信開始。「2236 A.D.」の前日譚となる物語
それから、『あかほん!』という、受験対策ノベル・・・というか、数学学習ノベルというのも出してます。
これも結構オススメで、今後の発展が期待できます。
もきねさんの作品は、
「自分もゲームが作れたらこういうの作りたかったな~」感があるので、
今後も推していきたいです。