不定期連載『サイキックの研究と分析』シリーズ。 記事一覧はこちら。
前回までは『サイキックの研究と分析』の「量子力学編」ということで、
量子力学の話をしてきました。
色々と小難しい話になってしまったかもしれませんが、
避けては通れない話だったため仕方がなかったです。
これまでは「前座」みたいなものでしたが、
ここからはいよいよ、「素粒子の性質から、サイキックがどのように起きるのか」に踏み込んだ
「素粒子から導けるサイキック仮説」の話をしていこうと思います。
ここからがやっと『サイキックの研究の分析』の本番になります。
『サイキックの研究の分析』において、
「量子力学編」で言いたかったことは、要するに以下になります。
・素粒子は「粒」としての性質と「波」としての性質を持っている。
・素粒子は「不確定性原理」や「重ね合わせ」といったよく分からない性質を持っている。
・コペンハーゲン解釈によると、「波」としての素粒子は、観測することで「粒」として収束する。
・「時間」には「直線的な時間」と「純粋持続」の2種類があり、「純粋持続」がサイキックの鍵を握っている。
・素粒子の性質と人間の意識を絡めて考える、ペンローズの「量子脳理論」は重要である。
以上の点を押さえていれば、
「量子力学編」の所は読み飛ばしても良いかもしれません。
これらの性質から、
「リアルなサイキックはこういう理屈で起こり得る」という
仮説的なものを書いていこうと思います。
◆◇「波の世界」に意識を飛ばせる◆◇
まず、「素粒子は『粒』としての性質と『波』としての性質を持っている。」ということから、
「波の世界」というのがあることを仮定します。
人間の世界には「科学で証明されてないなんだかよく分からない存在が、
波のような形状でその辺をただよってる」ということです。
これを仮説として、自分は信じています。
そう考えると色々なことが説明できるからです。
この世界は、「波の世界」と「物質の世界」が重なって存在していると捉えると良いでしょう。
さて、巷でよく言われている「幽霊」とかも、
それが見える理由を仮説的に説明するのであれば、
もともとは「波の世界」で「波のような形態」として、
概念というか情報のような状態で幽霊の意識がただよっていて、
それを受信する人が、上手く認識するために「幽霊の姿」のイメージが自動的に出ているのでは?と思います。
「実際にその姿で存在する」というか、
ホログラムのようにそういう姿が写って見えるようになっていて、
自分の視覚に重なっているような感じです。
自分的にはそっちの解釈の方がしっくり来ます。
「UFO」とかもそっちのがしっくり来ると思います。
「夜空にUnknownな光の飛行物体が見える」という奴です。
円盤の形してるかはどうかは別問題としましょう。
(あと、「何かを幽霊やUFOと見間違えてた」系の話も別問題です。)
そんでもって、こうした「波の世界」にあるものは、
人間の「意識」とちょくちょく干渉することができる存在になってます。
そこには、幽霊?のように何かしらの「意識」のような存在があって、
それと「イメージ」を介して相互干渉するということがアリなわけです。
「波の世界」への意識送信
さて、「波の世界」というものがあることを前提として、
まず起こり得るサイキックとしては、「波の世界」に意識を飛ばす能力です。
あるいは、イメージを介して、目に見えない世界に色々と飛ばすこともできます。
これは、電波発信みたいなものでもあるし、
よく言われてるサイキックだと「テレパシー」に該当します。
「波の世界」を通して意識を飛ばすことで、
他の人へ意識を飛ばすことができる・・・という可能性があるわけです。
あとは、向こう側の「受信」が上手くいけば「テレパシー」の成立です。
ひとまず、「波の世界」というものと、
「意識」による相互干渉が可能ということで、
「波の世界」への意識送信が可能という話でした。
■次へ