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ヌーソロジーと四大元素論(火・地・風・水)の関係の話の続きです。
火と地と風と水と、「ノウス(NOOS)」と「ノス(NOS)」
ケイブコンパスと四大元素論との絡みを考えていくと、
火と地と風と水と、『ノウス(NOOS)』と『ノス(NOS)』の関係も重要になります。
まずは分かりやすいのは「火と地」です。
「火」は『奇数系元止揚』に対応してるのでこれはほぼそのまま『ノウス(NOOS)』、
「地」は『偶数系元止揚』に対応してるのでこれはほぼそのまま『ノス(NOS)』、
と解釈できます。
『ノウス(NOOS)』は「不安定で揺らめいていて知覚しにくい」、
『ノス(NOS)』は「はっきりと見える所に定まってて知覚しやすい」、
みたいな性質を持っています。
つまり、「火」と『ノウス(NOOS)』、「地」と『ノス(NOS)』ってのはとても近いので、
これは絡めて理解することが容易です。
そんでもって、一癖あるのが「風と水」です。
「風」は『思形』に対応してるのでこれはほぼそのまま『ノウス(NOOS)』、
「水」は『感性』に対応してるのでこれはほぼそのまま『ノス(NOS)』。
・・・と言いたい所ですが、
『思形』と『感性』に関しては、人間の意識からすると、
『思形』が『ノス(NOS)』、『感性』が『ノウス(NOOS)』として機能することもあるので一概には言えません。
これを説明するには、「科学」と「自我」の関係あたりが分かりやすく、
科学の力ってのがおよそ『思形』の力で、
科学が自我の力を強める方向に行くと、『思形』が『ノス(NOS)』の力を強める。
・・・と理解すれば良いです。
ただ、科学が本来の力を発揮したり、大元である知性の力が発揮されれば、
『ノウス(NOOS)』として機能することもあります。
『思形』の解釈はこのように一癖あって、『感性』も同様に一癖あります。
なので、ざっくりと理解するのであれば、
「風と水は2面性があるので、ノスとノウスどっちにも転ぶ」
と覚えておけば良いです。
まとめると以下になります。
・火⇒割とそのままノウス
・地⇒割とそのままノス
・風⇒元々ノウスだけどノスにも転じる。2面性があってどっちにも転ぶ。
・水⇒元々ノスだけどノウスにも転じる。2面性があってどっちにも転ぶ。
というわけで、ヌーソロジーと西洋占星術について
さて、これまで四大元素論とヌーソロジーの関係について説明をしていきました。
そんでもって、四大元素論は西洋占星術にも出てくるものです。
西洋占星術について、詳しくは以下を参照してください。
西洋占星術的には…
火の星座が、牡羊座・獅子座・射手座。
地の星座が、牡牛座・乙女座・山羊座。
風の星座が、双子座・天秤座・水瓶座。
水の星座が、蟹座・蠍座・魚座。
・・・というふうになっています。
そんでもって、ヌーソロジーは『変換人型ゲシュタルト』の習得がメインの課題になっています。
変換人型ゲシュタルトとは、つまりは奇数系観察子の世界に入ることです。
そして、奇数系観察子の世界とは、四大元素論的には火属性の世界(それから直観の世界)ってことになります。
・・・ということで、
火属性推し
・・・ってことになります。
そもそも、変換人型ゲシュタルトの理解というやつに必要なのは、基本的に「直観」ってやつです。
だから、「直観」をどう活かしていくかってのか?って話にもなっていきます。
そして、その「直観」の力が「火」の力というわけです。
一方で、『偶数系観察子』は人間の自我の世界です。
自我は物質の世界をベースに出来上がっています。
みんな自我で思想を統一して、
そこからみんなで働いていくことで社会を作り上げていきます。
そこに問題があった場合、そこから脱する思想も出ているものの、
やってること自体は大事だったりします。
畑を耕して米を作って、物資を切って建物を作って、
作ったものを貯蓄して、安定した社会を築いていく。
・・・みたいなのは「地」の方向性でもあります。
その辺をちゃんと考えていくと、
地属性は普通に世の中に必要だよね
な話にもなります。
好きなことやりつつ生活するには貯蓄が必要みたいなものかな・・・
こっちの分野を軽んじているようだと、それはそれで問題です。
あと、「水」と「風」の関係に関しても、
どっちも必要って話になりますが、
どっちかが欠けてる人は、欠けてる方の視点が必要って話になりそうです。
松村潔さんみたいな人による西洋占星術だと、
四大元素の4つの要素は、人間が意識進化するのに必要なもの
みたいなことが言われています。
四大元素のすべてを揃えることによって、
天上の第五元素「エーテル」が生まれる・・・みたいな話です。
そして、自分はどの部分が欠けているかを知るために、
自分のホロスコープを読む・・・みたいな話にもなります。
そんなこんなで、
「ヌーソロジー×四大元素論」は突き詰めると奥が深いテーマですが、
とりあえずそんな感じです。