不定期連載『サイキックの研究と分析』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇実用サイキック一覧 感知系◆◇
引き続き、サイキック一覧の話です。
次は『感知系』について説明します。
感知系は主に第六感を使うものなので、
割と実用に近いサイキックだと思います。
しかし、精神的にも難しい(欲望や心の状態に左右される)し、
肉体的にも難しい(そもそも通常はあり得ない感知機能を使ってる)ため、
扱いの難しい分野なのかもしれません。
それから、幻覚や幻聴のように具体的に認識できるものほど、
危ういものになっていきます。
それよりももっと実用的な「直観」を第六感に近いレベルまで覚醒させていく方が、
現実に近いものになるかもしれません。
・精神読解
・透視
・予知
・知覚強化
・サイコメトリー
精神読解
相手の意識や感情がある程度わかっちゃう能力です。
よく言われるものだと「テレパス」に該当します。
そもそも、人間には他人の感情を読み取る能力が本来あり、
それが強い人が「エンパス」とか「HSP」と呼ばれたりします。
他人の「心の声」まで完全に読み取るのは難しいものですが、
感情をそれなりに読み取ることは理論上は可能です。
人によっては「オーラ視」とかも訓練でできるようになるらしいので、
それも精神読解の一種になります。
もっと言うと、「霊視」ということで前世から守護霊まで見えちゃう人もいますが、
ハードルの高い能力なのでちゃんとできる人は珍しいです。
透視
包みの中とか遠い場所とかが分かっちゃう能力です。
よく言われるものだと「千里眼」に該当します。
感知する能力の原理については『時空間を超越した所にアクセスする』の項でも説明しました。
ただ、ノイズは確実に混じるので万能ではないと思われます。
ペンデュラムといった道具を使った「ダウジング」も普及している術の一つです。
ダウジングの用途は様々ありますが、遠くの情報や無意識の情報をキャッチすることもできます。
あと、身体の状態を読み取る術もあり、
その辺もとても実用的でヒーリングと併用することができます。
未来予知
未来を見ちゃう能力です。
千里眼の時間超越バージョンと言えるでしょう。
「予知夢」という能力もあります。
未来予知については『時空間を超越した所にアクセスする』の項でも書きました。
意識が時間軸のない場所に行くことで理論上は可能ですが、
基本的に予知は難しいものだと思っておいた方が良いです。
他人の意識が絡むほど命中率が下がって外れるものだし、
社会現象について当てるのは不可能に近いと言えるでしょう。
ただ、自己の意識から起きるものや、あり得るパターンを占うとよく当たります。理論上は。
「卜術占い」でもこれは可能で、
タロットカードや易占いが未来予知の道具として使われることがよくありますが、
それも同様に当たったり当たらなかったりするものです。
知覚強化
「精神読解」「透視」「予知」に近い能力で、
総合的に知覚能力を上げることです。
早い話が「第六感」を使うことです。
視覚、聴覚だけでなく、
嗅覚、触覚をつかった手段でも理論上は可能です。
実際に使うサイキックは人の意識に関与するものがメインなので、
感知系のサイキックの方が起こしやすくて現実的で、
かつ、日常的な直観に近い能力であれば、より現実的です。
霊視能力のように、実際に視覚・聴覚で認識していると、幻覚・幻聴に近いリスクがあるため、
普通の人は第六感のセンスを磨くぐらいが良いかもしれません。
サイコメトリー
実際によく言われるサイキック能力に「サイコメトリー」というものがあります。
これは物の記憶から事象を読み取る能力です。
例えば、とあるシャーペンを使い込んでいる人がいたとして、
そのシャーペンを入手してサイコメトリーを行うと、その人の動向を探ることができます。
これは『サイキックの研究の分析』的に理論上は可能で、
「物質」や「原子」に対して『波の世界』にあるような意識や記憶が、
素粒子レベルの領域から宿ることがあるので、
そこに宿っているものを読み取ることができれば、サイコメトリーも可能ということになります。
物や道具に何かしらの霊体が宿るというのは伝承でよく言われている話で、
「付喪神(つくもがみ)」といったものもそれよって生まれています。
この原理を応用したサイキックテクノロジーとして、
記憶を刻印した水を使った水路ネットワークとかも理論上は可能かもしれません。
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