「タルパ」というものについて、
最近ちょっと考えたりしています。
「タルパ」については、『リアル魔法使い研究』でも触れたし、
魔術・魔法といったジャンルとも結構直結しているものなんですが、
自分が「こういうのあるんだな~」とか、
「流行ってるんだな~」とか知ったのは割と最近だったりします。
まず、「タルパ」とは何なのか?
それはネットでいつのまにか流行ったものであり、
タルパWikiとかもできているものです。
タルパWikiによる、タルパの説明については以下。
「タルパの作り方」
タルパ・・・・チベット密教の秘奥義で、修行を極めた者のみに伝えられる秘奥義・・・・・・日本語訳で「人工未知霊体」つまり、人間が「無」から霊体を作り出してしまう方法です。
貴方が理想とする人間を想像します。
イメージに揺らぎが出ないように、全体のバランスを取りながら、細部も詳しく想像します。
人格も同じく、細部まで想像します。この術のポイントですが、「頭の中の世界」で想像しないで、現実世界に重ねて想像するのです
いま、自分の目の前に彼女がいる、と想像します・・・・・それが「奥義」です。
何か、とても簡単で、どこも特別じゃないような気がしますが「現実世界の上に重ねて想像する」
ってのは、簡単なようでいて、意外と誰もしないのです。
実際やってみると、えらく難しいのが判ります。
細部まで想像出来るようになるには慣れが必要ですし、全体を捕らえながらやろうとするとまた難しいのです。
そして、彼女をただ想像するだけでなく、「人格の形成」も同時に行っていきます。彼女を「動かす」のです。例えば、彼女と「会話」をしてみます。
もちろん最初は、貴方が「彼女のセリフ」を考えて、一人で二人分の会話をスムーズに頭の中に流さなければなりません。
もちろん、慣れたら細部にこだわります。
会話するとき、例え自分が考えたとしても、「彼女に喋らせる」事を忘れないでください。
彼女のセリフも、「彼女ならこう答えるに違いない」とか、
「彼女は頭がいいのだから、ここまで考えて喋るはずだ」とか、考えて下さい。
そのうち慣れて来ると自分が考えて喋っているのか、彼女が考えて喋っているのか判らなくなってきます・・・・
そのうち、完璧に彼女自身が喋り出してきます。
ここで言われている「タルパ」は、
「想像上の友達」・・・つまり、「イメージフレンド」という立ち位置が主流なので、
タルパ=イメージフレンドの役割を持つ者って扱いになることが多いみたいです。
「タルパの使い手」は
「タルパー」とか呼ばれています。
ここで、魔術・オカルト・神秘学・スピリチュアル・成功法則などを
やっておられる方は、
薄々、危なっかしそうな技法ということを察せられるかもしれませんが、
恐らく、危なっかしいのは事実であり、
「タルパが暴走してしまって困った」という話も出ているみたいです。
その辺は物議をかもしそうなのがこのネット上のタルパ界隈です。
そんでもって、『タルパ×コンプレックス』という本が出ることになります。
これを書いた人は、自分と同じでKindle本の個人出版をするという、精鋭の人でありながら、
趣味の研究でタルパの発祥をチベット仏教から追いかけているという人であり、
この本では、タルパの由来をしっかりと書きつつ、
それから、今のタルパに対する警告の意味も含めて、
チベット仏教の考え方に基づくタルパの生み出し方なども書いてあります。
タルパについては、
色々と言えることはあるので、
また書きたい所ですが、
とりあえずは、『タルパ×コンプレックス』は良いぞ!
ということで。
※以下の記事でいろいろと突き詰めて書きました。