タルパ

タルパについて軽く触れてみる。~タルパとは?~

投稿日:2017年3月5日 更新日:

「タルパ」というものについて、
最近ちょっと考えたりしています。

「タルパ」については、『リアル魔法使い研究』でも触れたし、
魔術・魔法といったジャンルとも結構直結しているものなんですが、
自分が「こういうのあるんだな~」とか、
「流行ってるんだな~」とか知ったのは割と最近だったりします。

まず、「タルパ」とは何なのか?
それはネットでいつのまにか流行ったものであり、
タルパWikiとかもできているものです。

タルパWikiによる、タルパの説明については以下。
 

「タルパの作り方」
タルパ・・・・チベット密教の秘奥義で、修行を極めた者のみに伝えられる秘奥義・・・・・・

日本語訳で「人工未知霊体」つまり、人間が「無」から霊体を作り出してしまう方法です。

貴方が理想とする人間を想像します。
イメージに揺らぎが出ないように、全体のバランスを取りながら、細部も詳しく想像します。
人格も同じく、細部まで想像します。

この術のポイントですが、「頭の中の世界」で想像しないで、現実世界に重ねて想像するのです
いま、自分の目の前に彼女がいる、と想像します・・・・・それが「奥義」です。
何か、とても簡単で、どこも特別じゃないような気がしますが「現実世界の上に重ねて想像する」
ってのは、簡単なようでいて、意外と誰もしないのです。
実際やってみると、えらく難しいのが判ります。
細部まで想像出来るようになるには慣れが必要ですし、全体を捕らえながらやろうとするとまた難しいのです。
そして、彼女をただ想像するだけでなく、「人格の形成」も同時に行っていきます。彼女を「動かす」のです。

例えば、彼女と「会話」をしてみます。
もちろん最初は、貴方が「彼女のセリフ」を考えて、一人で二人分の会話をスムーズに頭の中に流さなければなりません。
もちろん、慣れたら細部にこだわります。
会話するとき、例え自分が考えたとしても、「彼女に喋らせる」事を忘れないでください。
彼女のセリフも、「彼女ならこう答えるに違いない」とか、
「彼女は頭がいいのだから、ここまで考えて喋るはずだ」とか、考えて下さい。
そのうち慣れて来ると自分が考えて喋っているのか、彼女が考えて喋っているのか判らなくなってきます・・・・
そのうち、完璧に彼女自身が喋り出してきます。

 
ここで言われている「タルパ」は、
「想像上の友達」・・・つまり、「イメージフレンド」という立ち位置が主流なので、
タルパ=イメージフレンドの役割を持つ者って扱いになることが多いみたいです。
「タルパの使い手」は
「タルパー」とか呼ばれています。

ここで、魔術・オカルト・神秘学・スピリチュアル・成功法則などを
やっておられる方は、
薄々、危なっかしそうな技法ということを察せられるかもしれませんが、
恐らく、危なっかしいのは事実であり、
「タルパが暴走してしまって困った」という話も出ているみたいです。
その辺は物議をかもしそうなのがこのネット上のタルパ界隈です。
 

そんでもって、『タルパ×コンプレックス』という本が出ることになります。
これを書いた人は、自分と同じでKindle本の個人出版をするという、精鋭の人でありながら、
趣味の研究でタルパの発祥をチベット仏教から追いかけているという人であり、
この本では、タルパの由来をしっかりと書きつつ、
それから、今のタルパに対する警告の意味も含めて、
チベット仏教の考え方に基づくタルパの生み出し方なども書いてあります。

タルパについては、
色々と言えることはあるので、
また書きたい所ですが、
とりあえずは、『タルパ×コンプレックス』は良いぞ!
ということで。

 
 
※以下の記事でいろいろと突き詰めて書きました。

■サイキックの研究と分析(28) ~サイキックとタルパについて~


-タルパ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

「タルパと意識構造の関係」の図

「タルパ」に関するネタとして、 以前にTwitterで上げてみた内容ですが、 ブログにも再度上げてみます。 自分が思う「タルパと意識構造の関係」の図です。 「意識を元に作られる存在」であるタルパは、 …

真名圭史さんという人による「タルパ」の話

自分の着目してる人、真名圭史という人が、 ブログで「タルパ」について書いていた! ◆まるの日<へミシンクのある暮らし> 真名圭史(まるの日圭)の公式サイト: ・・・というか、「真名圭史って誰?」って人 …

プロフィール

Author:Raimu

魔術・オカルト全般好きな理系。
サイキックの研究とか、占星術とか、
神秘と科学の考察的な、自分の好きなものを置いていきます。

詳しくはこちら

2021年頃に書き始めたヌーソロジー学習用テキストの新作。
哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

ユング心理学が専門でありながら古今東西の文化や宗教全般にも詳しく、スクールカウンセラーとして数多くの実績を持つ偉人、河合隼雄さんの書籍を読み直してその思想を学ぶシリーズ。

超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

半田広宣さん提唱の宇宙論・具体的イデア論と言われている『ヌーソロジー』。その基本から実践的な入門までを、自分なりに一通り説明したページ。

その他に作ったものはこちら。

『Raimuのプログラミングノート』というプログラミング関連のブログを開設しました。
初心者向けの「プログラミング入門」がメインコンテンツになりますので、よろしくお願いします。

noteで西洋占星術による鑑定を有料で受け付けています。生年月日と出生日時から占う命術鑑定です。
通常コースは4000円、簡易コースは2000円にて受け付けています。

Kindle本など。Amazonで買えます。
「佐道来夢」という名前で出してます。

書籍版Kindle版があり。
「4次元」とは何か?というのが主なテーマ。割と理系的な視点から「異世界」について探求していった本と言っても良いかもしれない。
『ヌーソロジー』の理解に必要な「4次元認識」の実践部分もあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
宇宙論『ヌーソロジー』の入門用。半田広宣さん監修の元、ヌーソロジーの主要な知識を押さえれるコンパクトなハンドブック。
「変換人生活のためのヒント」というテーマの書き下ろしテキストもあり。
詳細はこちら

書籍版Kindle版があり。
「リアルな魔法使い」とは何か?をテーマに、「目に見えないもの」との付き合い方や、その仕組みなどについて幅広く書いていった。オカルト的なことを実践していたり、関心のある人に読んでもらいたい本。
詳細はこちら

Kindle版があり。
ユング、フロイト、ラカンなどの「精神分析」のジャンルを、ヌーソロジーの概念を使って説明することを試みた「ヌーソロジー×精神分析」の本。精神分析の概念がゼロからでを分かるようにしつつ、ヌーソロジーの世界観の理解も深めることができる。
詳細はこちら

メイン⇒@raimu_23tm

占い関連⇒@raimu_23tm_thot

ぬーそろじーたん⇒@noosology_tan

アストロロジーたん⇒@astrology_tan