自分が最近ハマったアニメ『不滅のあなたへ』をめちゃくちゃオススメしたいので、
それについて紹介します。
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このアニメは漫画が原作で「面白い」というより、
「作者が天才過ぎて別格な面白さ」ってレベルで魅力的な作品なので激推しします。
まぁすごく面白いんですけど、かなり奥が深くて難しいものをテーマにしてるような感じなんで、
その辺で好みは別れるかもしれません。
この作者の前作で『聲の形』という漫画を描いていました。
というかこれもめちゃくちゃ好きな作品なので全巻買って読んでいました。
この時から「とんでもねぇ天才作家が出てきたぞ。」と思って意気揚々としてました。
ただ、この作品が終わった後、次回作については積極的に追っていなかったので知らないままでいました。
そして、「あの名作である『聲の形』が前置きに過ぎなかったのか」というレベルで、
パワーアップした面白さなのが『不滅のあなたへ』という作品と言っても良いでしょう。
前作『聲の形』は現代日本の学校が舞台の中心で、日常生活の延長みたいな内容だったんですが、
今作『不滅のあなたへ』は思いっきり独自のファンタジーとなっています。
↓漫画版で読める一話。
↓公式PV
ざっくりしたストーリー
ざっくりとした内容を説明すると、
元々は「球」だった、謎の「不死の存在」が主人公です。
「不死の存在」は、触れて刺激を受けたものをコピーして変化する能力を持っていて、
はじめは偶然「石」になって、
そこからさらに偶然「狼」になって、
そしてとうとう「人間」になる機会を得て、
どんどん話が進んでいくようになります。
初めは「なりたての人間」だった主人公は、
世の中を学んでいくにつれて、より「人間らしさ」を持つように成長していき、
さらに色んな人との関わりを作っていくようになり、
自身の目的を達成するために、あるいは、この世の人のために動いていきます。
『不滅のあなたへ』は、そんな「不死の存在」と人とが巡り合う物語みたいな感じです。
ジャンルや世界観はファンタジーみたいな系統ですが、
その内容の感じは独自のものと言っても良いでしょう。
日本っぽいものも混じるし、アジアっぽいものも混じるので、
巷でよく見かける「剣と魔法と」な感じじゃないファンタジーです。
例えるなら、手塚治虫の『火の鳥』のように、
独自の世界観を作り上げてる漫画と言って良いと思います。
「不死」の表現が表すものとは・・・?
この漫画の面白さはなんでしょうか?
「不死の存在」という異色の存在が主人公なこともあり、
「人間でないもの」と「人間」とのやり取りがテーマなんじゃないか?
と思える所があります。
だから、「人外モノ」が出てくる作品だったり、
「人間以外の存在」について感じ取ったり、考えたりするのが好きな人は、
この作品が合っていると思います。
また、「不滅のもの」がテーマということがあり、
まるで「魂」とか「受け継がれる人の想い」みたいなものも
「不滅のもの」として絡んでいくようにもなります。
なので、なんだか「スピリチュアルな感じ」の内容も持ってると思います。
物語が進むにつれて、主人公はどんどん成長していき、
内容がより深い方向に進んでいくので、
そこで一層スピリチュアルな内容との親和性が出てくるように思いました。
そんなわけで、なんというか奥が深い作品が好きな人には特にオススメできる名作なので、
気になった人は是非見てみてください!