これまでヌーソロジー学習用テキスト『変換人型ゲシュタルト論』を書いていったが・・・
一旦ちょっと脱線して、「魔術や魔法」をテーマにしたことを書こうと思う。
自分(Raimu)は今でこそとりあえずヌーソロジーが主軸みたいなスタンスでやっているが、
好きなものはオカルト全般。西洋魔術とかカバラとかその辺も関心持ってやってた時期もあるので、
魔術・魔法全般詳しいオカルティストとしても活躍したい。
以下の書籍『リアル魔法使い研究』もそんなモチベーションで書いた。
とはいえ自分はどうしても「実践系」の魔法使いとなると割と弱い立場である。
魔術や魔法を実践していくにはそれ系の作業の繰り返しが必要だったり、
それによって体感的に何か得たり、具体的なビジョンを見たり、実生活で良い効果を実感したりと、色々と難しい・・・
まぁ、自分はヌーソロジーによって得た体感みたいなものはあるっちゃある立場ではあるが、それは神秘体験や魔術体験のように分かりやすく説明できるものなのか?を問われると難しかったりする・・・
そうした実践系の魔術は他の人に任せるスタンスとして、やはり自分はヌーソロジー主体で魔術・魔法を扱うスタンスで行くか。・・・と最近は思っている。
実践系に関しては『タルパ×コンプレックス』の作者の人とかにでも任せたい所である。
他に任せたい人として、「まほー工房」というサークルで『魔法使い入門』というものを作っているWindress氏もいる。
これは以前にこのブログで紹介した。
この人は魔法のやり方を収録した音声商品をDLsiteで売っている人である。
◆まほー工房(マホーコウボウ) サークルプロフィール | 作品一覧「DLsite 同人」
可愛い声優が演じるキャラクターが実践的な魔術や魔法を教えるみたいな商品であり、今風の奇想天外さで珍しい。
そのやり方を見ると、自分よりも若い奴が作ってることは容易に予想できる。
まぁ、自分もちょっとそのノリについていけない所もあるが・・・
自分より若い奴で、新しいやり方で魔術を広める奴が出てきたなぁ、という目で見てる。
さて、自分的に西洋魔術を研究した結果、一つの結論として分かったのは・・・
西洋魔術の核心には「イメージによって意識に変化を起こす」ことと、
「特定の世界観から、何かを召喚する術を使う」ことが分かった。
したがって、そうした基本を押さえておけば、新しいやり方で西洋魔術を使うことも理論上は可能なわけである。
そんなわけで、『魔法使い入門』のやり方は支持したいし、初めの基本のレクチャーのあたりは特に使えるんじゃないだろうか?と思ったので、
今回はそこで扱われている基本魔法について取り上げる。
『魔法使い入門』の基本魔法
『魔法使い入門』の基本魔法は1巻と2巻に習得されている。
その1がバリアーで、その2がブレードである。
正式名称は「マジックバリアー」と「エナジーブレード」で、
『魔法使い入門ベーシックパック(魔法使い入門1~3巻セット)』にも収録されている。
◆魔法使い入門ベーシックパック(魔法使い入門1~3巻セット) [まほー工房] | DLsite 同人
ここでは、ブレード→バリアーの順にそれぞれ簡単な説明をしよう。
そして、ヌーソロジー的にこれは何なのか?と、
ヌーソロジー的に強化する方法についてもここで書いておこうと思う。
ブレードについて
まずは「ブレード」についてである。
詳細は本編を参照ということでここでは簡単に説明しよう。
◆魔法使い入門 ~ホントの魔法を覚えちゃおう!~ 第2巻:魔法の剣?退魔の力 エナジーブレードを学ぼう! [まほー工房] | DLsite 同人
まず、第一にセッティングである。
静かな場所で呼吸を整えて、イメージをすることに心を集中させる。
瞑想・精神統一みたいな業法をここで行う。
呼吸の仕方も大事で、7回・あるいは10回ほど呼吸を数えて整える・・・みたいなことをやってみよう。
こうしたセッティングはあらゆる魔術や業法でも出てくるので、
色んな要所で意識しておこう。
セッティングをしたら、次にエネルギー源となる光のイメージである。
自身の内なる力の中には、無限の力を持ってるような光の媒体があるので、
それを召喚するように光をイメージする。
そして、その光をブレード(刃物)の形に凝縮してブレードをイメージする。
「サイコカッター」みたいに、エネルギー体で作ったブレードのイメージである。
より強い光を凝縮するほど大変になるが、強度の高いものを作ることができる。
あとはそれを有用に使う。
悪い霊みたいなものにそれを使うと、それを除去することができる。
悪い感じのする空間や物質に使うと、悪い感じを取り除くこともできる。
嫌な奴との想念的な繋がりがあった場合、それを断ち切るのに使うこともできる。
過去にあった嫌だったことや理不尽なことをぶった切るように使うこともできる。
ブレードを構えることで悪い霊をよりつかせないようにもできる。
・・・など、そんな感じで色々である。
以上。
手順を簡潔にまとめると以下である。
・静かな場所で呼吸を整えて精神統一する
・エネルギー源となる光をイメージする
・光をブレードの形に凝縮するのをイメージする
・邪なものや切り裂くことをイメージして使ったり、
断ち切りたい意識を切ることをイメージして使う
ここでは簡潔な説明だけをしたが、
これだけの情報でも、実際に使ってみたら色々と分かることがあるかもしれない。
あとは試していく中で学んでいけると良いと思う。
強化ブレードについて
さて、今度はヌーソロジーでやるイメージと絡めてブレードを強化してみよう。
まず『次元観察子ψ3』と絡めておきたいので、ブレードについてを先にした。
はじめにセッティングについてだが、これはヌーソロジーの観察子をイメージするにおいても重要である。
呼吸を整えて精神を集中させよう。
さらに、ヌーソロジーではミクロの存在をイメージすることを加えると良い。
次に「光」についてである。
ここでヌーソロジー的なキーワードとして「光速度突破」が重要になる。
『変換人型ゲシュタルト論』で説明した「光速度突破」のイメージをして、
「光」についてをイメージしよう。
自身が光のような速度になることで、
「光」についても理解できるようになるし、それをイメージすることも容易になる。
ここで言われている光の存在は、
いわば自我よりも外部にあるエネルギー源でもあり、
ヌーソロジーだと「奥行き」側にあると理解しよう。
それから、意識が光速度突破した時、
その大きさがほとんどミクロの大きさになることを思い出そう。
こうしたミクロの大きさのものをイメージできることは非常に心強い。
その大きさのものをブレードの刃先にイメージしてみよう。
ヌーソロジーではミクロをイメージすることが基本にあるが、
そのミクロイメージを刃先に応用できれば、
ブレードに応用することもできるわけである。
このように、ブレードのイメージとヌーソロジーのイメージを合わせることで、
「強化ブレード」を作ることができる。
これは魔術・魔法においても心強い技術となるので、
興味のある人は使えるようになると良いと思う。
バリアーについて
次に「バリアー」についてである。
これも詳細は本編を参照ということでここでは簡単に説明しよう。
◆魔法使い入門 ~ホントの魔法を覚えちゃおう!~第1巻:防御の基本、マジックバリヤーを学んでみよう [まほー工房] | DLsite 同人
毎度のことだが、まず大事なのはセッティングである。
呼吸を整えて精神統一し、これからイメージすることに意識を集中できるようにする。
それから、エネルギー源となる光をイメージする。
これもブレードの時の同じように、
自分の内側からエネルギー源となる光を召喚するように使う。
そして、次はバリアーのイメージである。
光のイメージを丸い形に凝縮して、自分の身体を包み込んでバリアーをイメージする。
何者も寄せ付けないような結界をそうやって作る。
強い光を凝縮するほど強力になるが、常に張りたい場合は自然にバリアーにしてちょうどいいぐらいの強さにしておく。
あと、必要に応じてイメージを付与することができる。
悪いものをバリアーの外にはじきだすイメージや、
バリアー内の自身は清浄なものをイメージして付与することもできる。
・静かな場所で呼吸を整えて精神統一する
・エネルギー源となる光をイメージする
・光を丸い形に凝縮して自分の身体を包み込む
・悪いものをバリアーの外に出したり、
バリアーの中で自身に清浄なものを付与したりして使うこともできる
これも、簡潔な説明しかしてないが、
試していく中で色々と学んでいけると良いと思う。
強化バリアーについて
今度はヌーソロジーでやるイメージと絡めてバリアーを強化してみよう。
まずはセッティング。
呼吸の調整と精神集中である。
これは大前提で必要として・・・
次に「光」のイメージについてである。
ヌーソロジー的にこのイメージをもっと深めてみよう。
「強化ブレード」の所で説明した通り、ここで光速度突破のイメージをすることが重要であるが、
光速度突破だけでは一方向なので、さらに色んな方向、無数の方向に出ているものをイメージしてみよう。
『変換人型ゲシュタルト論』で説明した、無数化や回転のイメージである。
このように、一方向のものを無数化させるイメージをすると、
『次元観察子ψ5』のイメージにも近づいてくる。
そして、その先には「光」となった自分(自己)が見えてくるようになっていく。
『次元観察子ψ5』はヌーソロジー的には「自己が形成されている空間領域」とされているため、
本質的な自分の居場所としても重要である。
スピリチュアル的な自分の場所と言っても良いだろうか?
そうした自己に絡む光のイメージと、そうでないものの境界を作るイメージでバリアーを作ってみよう。
また、このバリアーを作る技術において『魔法使い入門』で強調されているのは、
「そのエネルギー源は自身の外部にある光のエネルギーを使う」ことである。
だから、バリアーを張っている時は、
見えない電源コードみたいなもので無限の光エネルギーを自身と繋いでおくようなイメージも必要とされている。
そもそも「自身の外部にある光のエネルギー」とはなんなのだろうか?
・・・なんなのだろう・・・
とりあえず、スピリチュアルの世界ではそういうものがある前提である。
これは、ヌーソロジーをやると分かってくることだが、「自己の本質」みたいなものに、実はそれがある。
ヌーソロジーだと『次元観察子ψ5』あたりまで分かれば、その辺も分かるようになるだろう。
そんな感じで、バリアーを強化することで「強化バリアー」を作ることができる。
これも魔術・魔法において重要なので、習得しておくと良いと思う。
おわりに
以上。
「ブレード」と「バリアー」と呼ばれる技術について説明した。
ざっくりとした「魔法」ってのがどういうものなのかも、分かってもらえただろうか?
「ヌーソロジーって何の役に立つの?」
とかはよく言われる永遠のテーマであるが・・・
「強化ブレードと強化バリアーは役に立つ」
は一つの回答としたい・・・かもしれない。
魔術や魔法の世界も、イメージ次第でどうとでもなる領域の話なので、
そうした世界が発展することも願っていきたい。