【連載】変換人型ゲシュタルト論

■変換人型ゲシュタルト論(27) ~右脳と速読の話~

投稿日:2022年6月20日 更新日:

不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。


◆◇右脳と速読の話◆◇

前回は「光速度イメージ」の話をした。

個人的に自分がこれを理解しやすいと思ったのは
「右脳」と絡んでいると思ったからである。
右脳は人間が持つ脳の右の部分で、それに対する左の部分は「左脳」と呼ばれている。

左脳が「言語処理力、計算力、分析力、論理的思考力」などの能力を持ち、右脳が「空間把握力、直観力、美的センス、芸術的創造力」などの能力を持つことは、脳科学の話で俗に普及していて有名である。

また、左脳には「直列処理機能」があるのに対し、右脳には「並列処理機能」があって、高速処理に向いてるとされている。
右脳的に特殊な高速処理は、突き詰めると光速処理にもなるのではないだろうか?
・・・みたいなことを漠然と考えたりもした。

そして、自分がヌーソロジー以前に興味を持ったものの一つに「右脳速読」があるので、それについて書いていこう。
 

速読の話

自分が速読に興味を持ったきっかけは、以下の書籍である。

この本はとても影響を受けたので、過去に内容のまとめをブログに書いたこともある。

「七田式成功脳をつくるスーパーリーディング」重要な所メモ

右脳速読についてちゃんと説明すると、書籍一冊分のボリュームになるようだが、実践的にやるべきことは簡潔にまとめることができる。
まずは以下の二点である。

  • 本の文字を映像としてとらえる
  • 映像として捉えた文字群から内容を理解する

そして、次に「目の動かし方」の話でる。
「アイトレーニング」というワードがあるぐらい目の動かし方が大事になってくるが、最終的には「一目でページ全体を観るようにする」のが目標となる。

  • 目の焦点を調整して、立体的に見る
    (文字が3Dのように浮き上がってくるらしい)
  • 視野を広げる
  • 目をスムーズに動かす
  • はじめは一行を一目に、三行を一目に、五行を一目で読み取れるように増やしていき、最終的にページ全体を一目で読み取れるようにする

観る時は視線の動きを最小限にするので、「一点を観るように全体を観る」ようにするのがコツである。

以上が右脳速読の要点である。なんとなくやり方は分かっただろうか?
実に高度そうな技術なわけだが・・・肝は「一点を観るように全体を観る」ように情報を捉えて読んでる所である。
これも、ヌーソロジーの『次元観察子ψ3』の知覚で求められる「全体を観る」能力や、「知覚正面」を捉えることに通じているのではないだろうか?

さて、ちなみに先の本『七田式成功脳をつくるスーパーリーディング』は、右脳速読の感覚を鍛えに鍛えると、「書店に行って良い本がある時、求める本の題名だけが光ってるように見える」とか「予知能力までついてしまう」とか、ほとんどオカルト的なことまで書かれている。
そうした所もより一層、ヌーソロジーと相性が良いかもしれない。

さらには、右脳を鍛えるために「オレンジカード」と呼ばれるものを使ったトレーニング方法も提唱されている。
これもヌーソロジー的な知覚能力に通じているんだろうか?
ネットで検索するとそれに関する情報はたくさん出てくるので、
気になる人は調べてみると良いと思う。

あと、余談だけど、自分も大学時代に過集中的に右脳速読をやり込むことで、何となくできたような気がしたことがあったが、
それをやると脳があまりにも疲弊して、脳細胞がほとんど活動停止になったかのようになり、次の日の脳が使い物にならなくなった・・・みたいなことがあった。

なので、「速読は役立つものじゃないな」と理解して、今は普通に本を読んでいるか、無駄な箇所を読み飛ばす時や、本の内容の雰囲気を全体的に把握したい時に、右脳速読のスキルを多少使っている感じである。
 

速読と他のジャンルの話

以上の速読は「一点を観るように全体を観る」能力が使われているが、
それを「文字認識」に限定する場合の技術と言えるかもしれない。
つまり、空間全体認識能力を本に書いてある文字に限定する速読技術になるわけである。

もし、空間全体認識能力を身体を動かすことに使うとどうなるのだろうか?
もしかしたら何かしらの体術に応用できるかもしれない。

そうなると、元々は『次元観察子Ψ3』の知覚に通じた一つの能力を、
文字認識に応用するか、体術に応用するかの違いで別々の技術になるということなのかもしれない。

そんな感じで、ψ3を応用したような技術について考えてみると面白いと思う。
 

感性空間と思形空間の話

以上。「右脳」を使った技術の一種として「右脳速読」の話をした。

やはり「右脳」こそがヌーソロジー理解の鍵を握っているのではないだろうか?

「右脳」は「空間把握力、直観力、美的センス、芸術的創造力」を司り、「左脳」は「言語処理力、計算力、分析力、論理的思考力」を司ってるとされている。
それを踏まえると、「右脳」で捉えた空間はヌーソロジー的には『感性空間』と言えるし、逆に「左脳」で捉えたのが『思形空間』と言えそうである。
前者は『人間の外面の意識』と繋がるし、後者は『人間の内面の意識』と繋がる。

また、『感性空間』と『思形空間』は女性性と男性性にも関係しているため、それらと右脳と左脳の関係もヌーソロジー的に奥が深そうである。

ヌーソロジーはそんな感じで、二つの機能についてを両輪のように理解しつつ、普段使わなさそうな方(右脳)について意識していくわけである。

 
↓続き 

■変換人型ゲシュタルト論(28) ~等化は「無数化」の方向にある~

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サイキックの研究とか、占星術とか、
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「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

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超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

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