ヌーソロジーの次元観察子ψ1~ψ6を、ざっと見渡せる図と、
ψ1~ψ8周りの理解に絡む、用語の簡潔な説明です。
ψ1~ψ6までを、できるだけ簡潔に一目で見渡せるものが、
あったら良いなと思ってたので、浮かんだ構想から、なんとか図を描きました。
それから、ψ1~ψ8周りの理解に絡む用語っていうのが、
特に重要な気がしたので、それを簡単に整理してみました。
これは、『2013:人類が神を見る日 アドバンスト・エディション 』の、
『第2部 トランスフォーマー型ゲシュタルト―――ベーシック・プログラム』からの内容の、参考用として書いているので、
そこの所を読むのと併用しながらでも、見てもらえれば幸いです。
ヌーソロジーにおいて重要なのは、
やっぱり、あそこで半田広宣さんが伝えようとしてる、幾何的な構造そのものだと思うので、
ヌーソロジーを学習していて、何か迷った時は、なるべくあそこに還るようにするのが良いと思います。
以下、用語の簡潔な説明です。
**ψ1~ψ2**
ミクロ:
空間に相当する。
次元観察子ψ1:
ミクロが作っている次元観察子。
無限小から無限大へと向かっている存在とされる。
突き詰めると、より奥の深い概念だが、
ひとまずの意味はそんな所。
マクロ:
時間に相当する。
次元観察子ψ2:
マクロが作っている次元観察子。
無限大から無限小へと向かっている存在とされる。
突き詰めると、より奥の深い概念だが、
ひとまずの意味はそんな所。
**ψ3~ψ4**
人間の外面:
ミクロとマクロを等化した時に見える反転した空間。
4次元空間の世界というのはこれにあたる。
通常の人間の考え方では、内在世界とされる空間。
「無限遠点」というものはここに存在する。
物体を示す「名」も、ここに存在するといわれている。
※図では便宜上、
真っ黒な色で描画したが、
恐らく、実際はもっと色彩豊かな色をしている。
そのビジョンの見え方も、恐らく人によって違いがある。
主体:
『人間の外面』に存在し、
「無限遠点」に位置すると言われている。
人間の外面が見えている状態で、
観測者が何か対象を見たとき、
そこから真ん前、
観測者の点と、対象の点から真っ直ぐ先に行った、
無限遠点の所に、主体があるとされる。
「見る」ではなく、「観る」という状態の時に、
「既にそこにある」というイメージで存在する。
人間の外面が見えていない状態では、主体は発見できない。
※図では便宜上、人間の外面の円の外に、
主体があるかのようのに描画してあるが、
実際はもう少し違う場所にあるかもしれない。
次元観察子ψ3:
『主体』が作っている次元観察子。
位置の交換:
人間の意識がψ3に入ること。
人間の内面:
通常の物質空間と言われる。
3次元空間+時間で構成される、普通の空間にあたる。
『人間の外面』と対立する存在。
通常の人間の考え方では、外在世界とされる空間。
物体を認識した時の3次元イメージも、ここに存在するといわれている。
客体:
『主体』と対立する存在。
『人間の内面』に存在する。
観測者が何か対象を見て、
前側に『主体』を発見した時、
それに対して、観測者から真後ろ側の無限遠点に存在する。
次元観察子ψ4:
『客体』が作っている次元観察子。
キアスム:
自己×他者との関係において、
相互に役割が入れ替わる、
2×2の2組、計4つの要素からなる構造。
ψ3とψ4においてのキアスムは、
[ψ4=ψ*3]×[ψ*4=ψ3]であり、
自己にとっての人間の内面は、他者にとっての人間の外面、
他者にとっての人間の内面は、自己にとっての人間の外面、となる。
また、
自己にとっての「見えない世界」は、他者にとっては「見える世界」となり、
他者にとっての「見えない世界」は、自己にとっての「見える世界」、
ということにも対応している。
ψ3とψ4においてのキアスムを理解しておくことは、
ψ5の発見にも役立つ。
**ψ5~ψ6**
自己:
『主体』と『客体』、
『人間の外面』と『人間の内面』を、
『等化』して見た時の空間に存在する。
ψ3とψ4の感覚を統合した時に見えるものともいえる。
「高次元の自分」的存在として、よく言われる
「ハイヤーセルフ」とも、恐らく関係があり、
自己と他者とが分かれている領域においての、
「ハイヤーセルフ」は、ここにあたるのではないかと思われる。
※図では便宜上、絵として描画したが、
この『自己』のイメージこそ、
それぞれ人によって違う形、好きな形でイメージすることが
望ましいと思われる。
スピリチュアルの世界では、よく「光」としてイメージされる。
ヌーソロジーの世界では、高次の自己というものは、
幾何的、数学的、理そのもの的なイメージをすることが好まれる。
次元観察子ψ5:
『自己』が作っている次元観察子。
5次元対称性が見えるようになり、
『人間の外面』と『人間の内面』の関係が自在に分かるようになる。
ψ5が見えてくると、
いつ、どこでも、
すべてが、「今ここ」となるような感覚が起きる。
また、この領域においては、時間は存在しないので、
自己に関する未来まで、容易に予測することができるかもしれない。
位置の等化:
人間の意識がψ5に入ること。
1999年にタカヒマラで予定されている調整作用らしい。
他者:
『自己』と対立する存在。
『自己』の領域においては、
『主体』も『客体』も自在に見ることができるが、
その視野を以てしても、見ることができない領域となる。
次元観察子ψ6:
『他者』が作っている次元観察子。
位置の中和:
人間の意識がψ6に入ること。
2012年にタカヒマラで予定されている調整作用らしい。
**ψ7~ψ8**
次元観察子ψ7:
ψ5とψ6を等化したときに、見えるものとされる。
「愛」という言葉が割り当てられている。
自分から「後ろ」の方向性がキーとなっており、
ψ3で発見した、『主体』から、
自分へと向かう後ろ方向が、ψ7の発見において重要となる。
大系観察子Ω1を発見するために必要なものにあたる。
また、ψ7から『シリウス』の意識次元に、
少しずつ入ることになる。
位置の変換:
人間の意識がψ7に入ること。
オコツトの提示した、ハーベスト・プログラムによると、
2013年に、位置の変換が開始するらしい。
次元観察子ψ8:
ψ7に対して存在する、
ψ5とψ6とを中和している存在。
人間が持つ「この時空間の存在こそが絶対である。」
という意識の集合体のようなものと関係があり、
それが、ψ7に割り当てられてる「愛」と対立する存在となる。
自分から「前」の方向性がキーとなっており、
前方向に愛があると錯覚する行為は、
ψ8の方向性にあると思われる。
**その他、重要用語**
迷化:
普通の人が、
例えば、次元観察子ψ3~ψ4を理解していない状態で、
ψ5~ψ6を理解しようとする時など、
高次の次元観察子を理解しようとする際、
その幾何的な構造、本質が見えていないのに、
「分かったつもり」になった状態の時に
発生する現象。
これが起きると、反性質が反定質へと転倒して、
進化と逆の方向性の力が働いてしまうとされる。
顕在化:
次元観察子が持つ空間構造を、
はっきりと理解できるようになること。
また、正式の意味としては、ヌーソロジー的『覚醒』が起きて、
人間の無意識構造を作っている、
次元観察子「ψ1~ψ14」までの空間構造を
幾何的にはっきり理解できるようになることをいう。
ひとまず、ψ3やψ5などが、はっきりと見えるようになることを、
「ψ3が顕在化する」「ψ5が顕在化する」などの使われ方をする。
表相:
対象と観測者を結んだ空間。
見るという行為を成立させる空間であり、
対象として見ている物体の、「見え姿」そのものであるとされる。
ψ1~ψ2にあたる。
垂子:
1個のモノから広がる空間。
また、「3次元に垂直に交わる観察子」と解釈することができ、
4次元の方向を指している。
ψ3~ψ4にあたる。
垂質:
無数のモノから広がる空間。
また、1人の人間の『自己』から広がる空間がそれと同じとされる。
ψ5~ψ6にあたる。
(人間の)元止揚:
ψ1~ψ8までのことを言う。
次元観察子においては、ψ1~ψ8までで、一旦の区切りが存在し、
その中で、重要な一まとまりの構造形成が行なわれている。
プレアデスにおいて働く元止揚は、
「人間の元止揚」と呼ばれる。
同様に、シリウスにおいて働く元止揚は、
「ヒトの元止揚」と呼ばれ、
Ω1~Ω8のことを言う。
最小精神:
ψ3を発見し、新しい知覚を得た時の自分自身の精神。
顕在化における最初の位置になると言われている。
「覚醒した小さな主体の赤ちゃん」と説明されている。
ノウス・ノス:
復習すると、ノウス・ノスは、
宇宙の根源的な、
進化の力と、その反映の力のことをいう。
ノウスは奇数系観察子、
ノスは偶数系観察子にあたり、
ノウスは、対化を等化する力、『精神』と、
ノスは、対化を中和する力、『付帯質』と、
密接な関係にある。
それぞれ、観察子の数字がより上のものを知れば知るほど、
その意味の本質が深まっていくという構造を持っていて、
突き詰めていくとキリがない。
ひとまず、ψ1~ψ6までを構造を幾何的に理解すれば、
ψ1~ψ6までのノウス・ノスの本質は、掴んだことになる。
ネット場で読める、「トランスフォーマー方ゲシュタルト、ベーシック・プログラム」「ψ1~ψ8」の理解を深めるための資料としては、半田広宣さんのブログの「時間と別れるための50の方法」
や、「空間を哲学する」がありますので、そちらもどうぞ。
最後に、自分が好きで、
ヌーソロジーにおいて重要だと思う、
荘子の「胡蝶の夢」の逸話と、
その観察子対応だと思われるものを、載せておきます。
(『荘子―中国の思想,岸陽子[訳]』より引用)
~~胡蝶の夢~~
「いつだったか、わたし荘周は、夢で胡蝶となった。ひらひらと舞う胡蝶だった。
心ゆくまで空に遊んで、もはや荘周であることなど忘れはてていた。
ところがふと目覚めてみれば、まぎれもなく人間荘周である。
はて、荘周が夢で胡蝶となったのであろうか。
それとも、胡蝶が夢で荘周となったのであろうか。
荘周と胡蝶はたしかに別の存在とされる。
だが、荘周は胡蝶となって空を舞う。これを「物化」という。」
胡蝶の見てる夢
≒人間の外面
(⇒次元観察子ψ3)
荘周のいる空間
≒人間の内面
(⇒次元観察子ψ4)
荘周と胡蝶は別の存在とされるが、
荘周は胡蝶となって空を舞う。
≒ψ3とψ4の等化(⇒次元観察子ψ5)