だいぶ前、ヌーソロジーと西洋占星術の関係について軽く聞かれたことがありました。
確かにこれはめっちゃ相性が良いので研究は進んでいます。
ヌーソロジー×西洋占星術をやるにおいて、
ヌーソロジーと惑星の絡みも大事ですけど、
もう一つ大事なのは、四大元素論についてです。
四大元素論とか、それに絡んだユングのタイプ論とかの話は、
『NOSとNOOSの精神分析』でちゃんとまとめた覚えがあります。
・・・なんだけど、ブログみたいな所に書いた覚えはありません。
ということで、ヌーソロジーと絡んだ四大元素論について、
あらためて書いておくことにします。
前置き。四大元素論とヌーソロジーが微妙な所
ヌーソロジーをやっててちょいちょい出てくるのが「4」の要素です。
『負荷』『反映』『等化』『中和』の4つとか、
『定質』『性質』『反定質』『反性質』の4つとかがあります。
これが四大元素論にも合いそうです。
けど、実はこれは合うっちゃ合うんですが、微妙なものでもあります
特に『定質』『性質』『反定質』『反性質』については諸説あって、
4パターンぐらいの仮説が考えられます。
『定質』『性質』『反定質』『反性質』については置いておいて・・・
『負荷』『反映』『等化』『中和』については、
半田さんが以前、トランプのマークとの対応だと
『負荷:スペード』『反映:ハート』『等化:クラブ』『中和:ダイヤ』と言っていたことがありました。
確かにこれは妥当だししっくりきます。
トランプのマークは西洋魔術やタロットカードだと
『スペード:剣』『ハート:杯』『クラブ:杖』『ダイヤ:貨幣』に対応してて、
さらに『剣:風』『杯:水』『杖:火』『貨幣:地』に対応してるので、
『負荷:スペード』の対応から『負荷:風』などと解釈できます。
とはいったものの『負荷:火』という解釈も的外れではないです。
というか、西洋魔術では『剣:風』に対応してるという解釈もあるけど、
『剣:火』に対応してるという解釈もあります。
つまり、この辺は西洋魔術的にも微妙な所なんですよね。
ヌーソロジーの『負荷』とは、つまり「始まりのもの」なので、
「風」のような思考を始まりとするか、「火」のようなエネルギーを始まりとするか・・・
それとも、「風」を調整のような役割とするか、「火」を『等化』のような役割とするか・・・
その辺の問題は奥が深そうです。
まぁ、ヌーソロジーの文脈だと『負荷:風』『反映:水』『等化:火』『中和:地』のが妥当そうなのですが、
「対応づけができるけどちょっと奥が深そうだ」って感じなわけです。
四大元素論とヌーソロジーがバッチリ合ってる所。ケイブコンパスについて
そして、ヌーソロジーの中には四大元素論とバッチリ合いそうな構造を持ったものがあります。
それがケイブコンパスです。
ケイブコンパスの詳しい説明まですると長くなりますが・・・
これは『奇数系元止揚』『偶数系元止揚』『思形』『感性』の4つで構成されているものです。
そして、ヌーソロジー×四大元素論的には、
『火:奇数系元止揚』『地:偶数系元止揚』『風:思形』『水:感性』
と対応づけをすることができます。
これらを絡めて考えていくと、なかなか奥深いです。
『奇数系元止揚』『偶数系元止揚』『思形』『感性』ってそれぞれ何?って話は、
ヌーソロジーの専門的な話になりますが・・・
その辺が分かってる人はピンと来ると思います。
それから、カール・G・ユングの『タイプ論』との絡みを考えると、
四大元素論のそれぞれの元素は
『火:直観タイプ』『地:感覚タイプ』『風:思考タイプ』『水:感情タイプ』に対応しているので、
『直観タイプ:奇数系元止揚』『感覚タイプ:偶数系元止揚』『思考タイプ:思形』『感情タイプ:感性』という対応関係にもなります。
ヌーソロジーで「意識進化」というと『奇数系元止揚』の意識がカギとなるわけですが、
それはタイプ論的には「直観タイプ」の意識ということになります。
(長くなったので次回に続きます。)
次の記事↓
四大元素についても書いてある記事。↓