【連載】サイキック研究

■サイキックの研究と分析(16) ~「波の世界」のものを受信する~

投稿日:2018年11月10日 更新日:

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◆◇「波の世界」のものを受信する◆◇

前回は、意識の「送信」の話でしたが、
今回は「受信」の話です。

意識の「送信」で放たれた想念みたいなものを受信したり、
あるいは、「波の世界」にあるものを受信する能力というのがあります。

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これは、サイキックで言うとテレパシーの逆で、
「テレパス」という能力に該当します。

実は、ここで「波の世界」にある、漠然とした「想念」を受け取って
解釈する技術はなかなか難しいです。

「波の世界」の受信によって「漠然とした想念」や「イメージ」が出てきますが、
そこで出てきた「イメージ」は、
「自分の妄想」なのか「ちゃんとした波の世界からのメッセージ(真言)」なのか、とか、
「自分の想念」なのか「他者からの想念」なのか
、とか、
正体は何なのかの区別ができるようにならないと、
それらをごっちゃにして認識するようになってしまい、勘違いだらけになってしまいます。

「妄想」を「真実」と勘違いするようになってしまったら・・・
そういう方面でヤバくなってくると、「統合失調症」みたいになってしまうわけです。

実は、サイキックを使う人間はこの辺をしっかりしなければならない・・・という話になります。

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サイキックの天敵は妄想である。
これは肝に銘じなければいけない。

それから、ここまでで「テレパシー」と「テレパス」の能力が説明できたわけですが、
これを使ってのコミュニケーションが簡単なわけではないです。
自分が思った通りのことを他人はそのまま受け取らないものなので、
そこには必ず、妄想か思い込みによる阻害があります。

よって、人とコミュニケーションをしたい場合は、
普通に直接話すなり、メールなどをして確認するなり・・・とかが一番なので、
その原則は忘れてはなりません。 
 

五感を使った受信について

あと、「受信の方法」についてですが、
その内容も様々あります。
視覚で受けるタイプ、聴覚で受けるタイプ、
触角で受けるタイプ、嗅覚で受けるタイプ、
あくまで「何となく感じる」で受けるタイプ。

人間は「五感」というのを持っていますが、
それに第六感を加えると6通りあります。
いや、あるいは第六感というのは、
五感がそれぞれ覚醒することで、それに対応した第六感が得れるものかもしれません。
「体感」というか「何となく感じる」の力が強い人は、
「触覚」あたりが敏感かもしれません。
あるいは「神経」のあたりが敏感なのかもしれませんし。
自分も割とそのタイプです。

この中で、特に「視覚」で受けることにかなり優れている人が「霊視能力者」というやつです。
一般的に「霊能者」と呼ばれる人が持ってることが多い能力です。
これによって「幽霊」が見れたり、「前世や守護霊」といったものが見れたりするようです。

西洋魔術のジャンルにおいて、「視覚」でそういう情報を見れるようになることを「視覚化」と言い、
そのためのトレーニング方法もあります。
(西洋魔術に限らず、目に見えないものを感知するジャンル全般で「視覚化」は出てきます。)

この「視覚化」や「霊視」というものは、実は「見え方」が結構いろいろあることが想定されるので、
そこがまたややこしい所だったりします。
基本的に「どういう風に見えるか」は、「自身がどんな文化を育ってきたか」に依存します。
「波の世界」にあるような「漠然とした想念」を受信した時、
「自分にとって最も適したイメージ」が「自分の育ってきた文化」から
自動的に検索されて、当てはまったイメージが出てくるので、
「文化」によって色んなイメージが出てくるものです。

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「霊視能力」というのは恐らく、
「受信」の能力に加えて、自動的なイメージ能力によって成り立っているものなので、
先天的にそういう能力を持ってる人は、脳の機能のどこかが特別な構造になってるかもしれません。

自分はそういうのは持ってない類ですが、
よく言われている仕組みとしては、
それぞれ「霊」には「波長」みたいなものがあって、
「自分の波長」に合ってるものほど受信してよく見えやすい、
という法則があります。

そんでもって、波長のレベルが低そうなやつ、波長のレベルが高そうなやつ、高そうなフリしてる低いやつ・・・と色々といるわけです。
(波長が低いのには動物霊などがいて、高そうなフリして低いやつはよく宗教団体にとりつこうとするらしいです。)

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特定の周波数を受け取るようにできてるみたいな原理は、
ラジオみたいなものなので分からないでもないです。

そして、そうした「電波」みたいなものを、強く受信することができるタイプほど、
強力なものを受信して上手く活かすこともできますが、
これには当然、余計なものも受け取るリスクもあります。
そもそも、こういう能力を活かすといっても、
「何か不思議なものが見えるし感じる」とか言ったら、
世間では怪しげな霊能者扱いになったりするので、そう簡単にはいかないわけですね。

余計なものを受け取るのは、正直な所、面倒な時は面倒なので、
普通の人がそういう能力を封鎖するのも理に適っています。

ただ、目に見えない「波の世界」に絡んだ
「目に見えないエネルギー」には、非常に有用なものもあるため、
それを活かして生活することもできます。
サイキックを使う利点は色々とありますが、
「エネルギー運用」はそのうちの一つになります。

サイキックは基本的にリスクがあるものなため、
それを踏まえて扱っていくべきものです。
 
 


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