不定期連載『変換人型ゲシュタルト論』シリーズ。 記事一覧はこちら。
◆◇光速度イメージが使えるか?◆◇
『人間の外面』を知覚するにおいて、
個人的に(Raimuが)すぐしっくり来たやり方がある。
それは「光速度をイメージする」やり方である。
これは有名なので書籍『2013:人類が神を見る日』にも書かれているため、
詳しく説明していこう。
ローレンツ収縮について
まず、「ローレンツ収縮」という現象がある。
これはヘンドリック・ローレンツとジョージ・フィッツジェラルドが発見したとされるもので、ちゃんと説明すると長くなるのだが・・・
物体が光速度に近づくにつれて、物体が進んでいる方向に長さの収縮するという現象である。
式にすると以下のようになる。
「vの速度で動いてるものは、その物体の長さに対して[0.9999……]が掛け算されるようにちょっとだけ縮みますよ」
という式である。分かるだろうか?
光速度(c)の大きさは約30万km/sと、俗に「1秒間に地球を7周半回ることができる速さ」と言われるぐらい絶大なものであるため、
ローレンツ収縮によって縮む長さも微々たるものなのだが、
何故、物体が縮むなんて突飛なことが起きるのだろうか?
これは1887年の実験で発見された「光速度不変の原理」から始まり、
最終的にはかの有名なアルベルト・アインシュタインの特殊相対性理論によってまとめられるようになるのだが・・・
まぁ要するに、アインシュタインが正確な解明をしたぐらい、物理的に正しいとされている現象である。
ローレンツ収縮によるタキオン空間入り
物体はローレンツ収縮によって光速度に近づくほど長さが縮んでいき、
光速度に達したときには0の大きさになる。
式にすると、以下のようになるのが分かるだろうか?
さらに0の大きさから突き抜けると、今度はルートの中の数値がマイナスになる。
ルートの数値がマイナスになるということは虚数になるということである。
そして、書籍『人類が神を見る日』によると、
それが起きると空間が反転して「タキオン空間」と呼ばれるものに移行するらしい。
書籍『人類が神を見る日』に載っているイメージだと以下のようなかんじになっている。
ローレンツ収縮は進行方向に縮むことを考えると、以下のイメージもありだと思う。
さて、そんな「光速度の到達」はどんな感じでイメージしていけば良いか?
Youtubeで近いことをやっている動画もあるので、それを見てみるのも良いと思う。
こうしてできた「反転した空間」は、
実はヌーソロジー的には『人間の外面』にもなっていくため、
光速度のイメージは『次元観察子ψ3』の発見にも有効ということになる。
虚数の空間
先ほども説明した通り、光速度を突破すると、
ローレンツ収縮の式にあるルートの中の値がマイナスになり、その時の数値は虚数になる。
この「虚数となった距離」が大事であり、
これによって光速度は『人間の外面』へとつながるようになる。
ヌーソロジーによると、これは「タキオン粒子」というものとも関係しているらしく、
半田広宣さん自身も、タキオンについてのイメージを深めていく中で「反転」のイメージが出来たと、書籍『2013:人類が神を見る日』に書かれている。
反転………。冒頭で書いたように、それは当時、わたしが常々イメージしようとしていたタキオン領域の時空間的特性であった。
(中略)
わたしのタキオン空間に対するイメージはローレンツ効果の延長線上にあったものだ。ローレンツ変換式によれば、物体が光速度に達したときにはその長さはゼロとなる。これは言い換えれば物体が消滅するという意味に等しい。では、光速度以上になると一体、どうなるというのだろうか? 妙なたとえかもしれないが、わたしは[点の内部に入る]というイメージでタキオン空間のビジョンを描こうとしていた
そして、冥王星のオコツトによると、こうした反転のイメージは変換人型ゲシュタルトの第一プログラムとなっているらしい。
「そうです。やっとお分かりになりましたね。あなたは超光速の世界のイメージについていくつかのモデルを組み立てておられました。そして、実空間と虚空間の関係性を対称的に見出す意識の位置を発見されたのです。そのことによってシリウスのハーベスト・ビーコンの焦点化が容易なったというわけです。あなたがたがタキオンと呼んでいるものは、地球人の意識の方向性に反転作用を作り出す力だと考えて下さい。意識の方向の反転によって生み出されてくる新しい形態概念を確実化させることが、変換人型ゲシュタルトの第一プログラムです」
「つまり、タキオン空間とは、僕たちの内部、外部という空間認識を反転させた世界と考えてよいのですね」
「はい、現段階ではそのように考えられて結構です。人間の意識の方向性の反転によって、変換人の意識が生み出されてきます」
それから、ヌーソロジーでは「素粒子は光速度を越えた世界にある」といったことが言われているため、
物体の光速度到達の話はミクロの世界や素粒子の構造に繋がってくるらしい。
「次元観察子ψ3」との関係を整理してみる
さて、これまで習ったことを踏まえつつ、
今回説明した光速度イメージを重ねていこう。
空間は以下のように反転することができるとして・・・
反転した空間を『人間の外面』としよう。
また、『人間の外面』を前側の位置におき、
そこにある無限遠点(-∞)に『主体』があるとしよう。
それから、『主体』は以下のシンボルで表すとしよう。
それらを整理して図示すると以下のようになる。
「知覚正面」と重ねてみる
さらに、これと「奥行き」のイメージと重ねてみよう。
以上のようなことをすることによって『人間の外面』の認識が深まらないだろうか?
自身の「知覚正面」においてこうしたことをやってみて欲しい。
加えて、光速度状態のものの大きさはミクロになっていて、
その手前と奥で、あっち側(人間の外面)とこっち側(人間の内面)の境界があることも理解しておこう。
この境界が分かるようになると、
「あっち側」を知覚する際にも心強くなってくる。
時間を反転させると・・・
難しい話になるが、もう一つ付け加えておこう。
ローレンツ収縮に繋がった話で、相対性理論における「時間の遅れ」の現象があり、
物体が光速度に達した時、時間の進み方もゼロになり、
さらにそれを超えた場合は時間の反転も起きるようになる。
光速度の突破によって起きる時間の反転を応用するとどうなるのか?
そうすると、ミンコフスキー時空と呼ばれる4次元時空から4次元空間への移行が可能となるのである。
これに関しては、数学的に説明が煩雑になるので・・・
気になる人は、半田広宣さんが書いた『時間と別れるための50の方法』シリーズの以下を読んで欲しい。
以上。
今回は説明が長くなってしまったが・・・
「光速度イメージ」と「奥行きの方向」を上手いこと重ねて、
『人間の外面』を理解していこう。
↓続き
2013:The Day God Sees God 人類が神を見る日 [ digital edition ]
ヌーソロジーをちゃんと学習するならこれ! |
光速度の動画、加速と、具体的説明で、いいですね。
一歩ずつ理解進みます。