プログラミング入門序論 プログラミングとは何か?

プログラミング入門

プログラミング学習サイトの主力として、
まずは『プログラミング入門』シリーズを書いていくことにします。
これはテキストを読んで実際にプログラミングを組むことで学べるプログラミング講座です。

この『プログラミング入門』では
「知識ゼロからプログラミングの基礎が分かるまで」を目的とします。
はじめはプログラミングについて何も知らない人でも、
プログラミングのちゃんとした基礎をだんだんと理解していくような
カリキュラムで書いていきますので、よろしくお願いします。

何も分からないけど、なんとか分かる所まで

早速、そもそもの話である「プログラミングとは何か?」という話から始めていきましょう!

プログラミングはこんなもの

「プログラミング」とは何か?
それは「コンピューターに対する命令を記述していくこと」です。

「コンピューターに対する命令」のことを「プログラム」と言うので、
それに「~ing」が付いて「プログラミング」となるわけです。

コンピューターに複雑な動作をさせるべく、
命令文みたいなものを記述していきます。

その雰囲気だけでも分かるようなものを載せると、
例えば、自分が作ってるやつだと、以下みたいなものがあります。

※Visual Studio

※Android Studio

※サクラエディタ

なんかビッシリと英語みたいな文字が書かれていますが、
だいたいこんなものを書くのが「プログラミング」というやつです。
そんでもって、プログラミングをしていく職業が「プログラマー」です。

以上みたいに命令文が書かれているものを「ソースコード」と言います。
略して「ソース」と呼ばれます。これはプログラマーがよく使う言葉です。

プログラミングが実際に使われている所

プログラミングは世の中の色んな所で使われています。

ざっと例を挙げるなら以下あたりです。

この中で「業務ソフトウェア」は馴染みがないかもしれませんが、
これは、要するに「企業が使う、仕事や業務の運営に便利な専用のソフト」みたいなものです。

例えば、コンビニとかスーパーとかどこにでもレジがありますが、
恐らく大手企業がやってる店のほとんどのレジには全てプログラムが仕込まれていて、
いつ・どこで・何がどれだけ売れたかという売ったものののデータが、
ネットを介して専用の「データベース」に貯蔵されるようになっています。
商品の売り上げの貯蔵データがあるということは、
それを元に売り上げを把握をしたり、在庫管理をしたり、
商品管理全般をするソフトウェアが作れるということです。

それから、一般的に使われているものだと、
例えば銀行のATMだってソフトウェアの一種と言えますし、
銀行の運営のためには物凄く重要なシステムが動いています。

あと、「Webシステム」関係だと、
一般の人がよく使うであろうものにショッピングサイトがあります。
あれもプログラムが入っているので、プログラマーが携わってるといって良いでしょう。

さらに一般の人がよく使うであろうものといったら「スマホアプリ」があります。
あれもプログラムで動いているし、やろうと思えば誰でもStoreにアップすることができます。

そしてみんながよく遊ぶ「ゲーム」とか。
昔は据え置き型ゲームが主流だったので「テレビゲーム」と言われていましたが、
最近ではソーシャルゲームやスマホゲームも盛んになりました。
あれももちろん全部プログラムで動いています。
 

以上。プログラミングは色んな所で使われているというのを、
分かってもらえたでしょうか?

「プログラミング言語」というのが色々ある

プログラムを書くには「プログラミング言語」というのがあって、
それには多数の種類があって、それぞれ書き方や約束ごとが違ってきます。

例えば、先ほどの例で挙げた三つ(  )は、
それぞれ「C#」「Java」「Javascript」という
プログラミング言語によって書かれています。

どれも似たように英語っぽい文字を書いていくって点では同じで、
実際問題、この三つは一見似ているタイプの言語同士ですが、
それでも、細かい決まりとか書き方とかは色々と違っています。

どのプログラミング言語も大まかな所は似てるってのは重要ポイントですが、
微妙に違っているってのも重要ポイントです。

世にあるプログラミング言語を列挙していくと、以下のものがあります。
『C言語』『C#』『C++』『Visual Basic』『Java』『PHP』『Javascript』『Ruby』『Perl』『Swift』『Kotlin』『Python』『GO』『Scala』・・・

・・・これで「全部」というわけではなく、マイナーなものも含めるとまだまだあります。
こうして列挙していくとめちゃくちゃ多いですが、
全部覚える必要はないので嫌にならないでください。
始めは1つ覚えて、それを元に2,3個ぐらい覚えておくぐらいの意識で良いと思います。

とりあえず、1個覚えれば特定の仕事はできるし、
仕事をしていくコツを掴めれば、
新しいプログラミング言語を学習しながら仕事もできるし、
1つの言語をベースにして2,3個覚えていけばやれることの幅が広がっていくし、
どんどん可能性を広げていくことができる、と思っておきましょう。

先ほど述べた「業務ソフトウェア」「Webシステム」「スマホアプリ」「ゲーム」
の4つのシーンだと、それぞれ以下の言語が使われていることが多いです。

業務ソフトウェア
  • C#
  • Visual Basic
  • Java
  • Web画面で動かす場合はWebシステムと同様
Webシステム
  • PHP
  • Javascript
  • Ruby
  • Java
スマホアプリ
  • Swift(iOSアプリ)
  • Java(Androidアプリ)
  • Kotlin(Androidアプリ、2017年あたりから採用)
ゲーム
  • C#, C++
  • 開発エンジンUnityなど
  • ブラウザゲームの場合はWebシステムと同様
  • モバイルゲームの場合はスマホアプリと同様

プログラミングの世界は移り変わりがあるので、
必要になる言語が変わっていくこともありますが・・・
古くから使われている言語は重宝されるものでもあるので、
上記の一覧は参考にしてください。

あと、上記のようにプログラミング言語の種類は色々あれど、
「基礎」となる部分は大体一緒なので、
プログラミング言語を1つ覚えると他の言語の習得は容易になる
というのはよく言われる話です。

なので、この『プログラミング入門』では、
まず「基礎」を学んでいきましょう。
 

今回のまとめ
  • プログラミングはソースコードに命令文を書いていくもの
  • プログラミングは世の中の色んな所で使われている
  • プログラミング言語は全部でたくさんあるけど、とりあえず1つか2,3程度を覚えていこう

 

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