プログラミング入門 ②動くものを見てみよう

プログラミング入門

さて、前回はとりあえず動くものを作りました。

これからプログラミングでできることを増やすために、
必要な基礎知識についてを一つ一つ書いていきます。

・・・と、その前に、
「基礎を学ぶとこんなことができる」ってことで、
とりあえず動くものをもうちょっと見せておくことにします。

例1。連続でメッセージを出す

まずは、以下のサンプルです。
ボタンを押すとアラートメッセージが5回表示されます。

◆サンプル2-1

ソースコードは以下です。

<!DOCTYPE HTML><html>
<head>
<meta charset="SJIS">
<title>サンプル2-1</title>
<script type="text/javascript"><!--

function sampleExecute() {

	/* 連続でメッセージを出します。
	(ソースコードの意味はなんとなく分かるでしょうか?)*/
	
	for (var i = 0; i < 6; i++)
	{
		if (i == 5) {
			//6回目のメッセージ
			alert("ドーン!");
		}
		else {
			alert("カウント:" + (5-i) );
		}
	}

}

// --></script>
</head>
<body bgcolor="aliceblue">
<center><h1>サンプル2-1</h2>
<div style="width:550px;background-color:white;padding:18px;border-radius:16px;"  >
<input type="button" name="executeButton" value="実行" onClick ="sampleExecute()"> 
</div>
</center>
</body>
</html>

メッセージを合計6回出してますが、
「aleart()」を6回書いてるわけではない所がミソです。

これは「for」というのを使って「繰り返し処理」をしています。
あと、「if」というのを使ってます。

例2。カラフルなのを出力する

続けて、以下のサンプルです。

◆サンプル2-2

ソースコードは以下になります。

<!DOCTYPE HTML><html>
<head>
<meta charset="SJIS">
<title>サンプル2-2</title>
<script type="text/javascript"><!--

/* カラフルなのを出力するサンプル */

//色の設定を7つ用意
const colorList =["#E60012", "#F39800", "#FFF100", "#009944", "#0068B7", "#1D2088", "#920783"];

//ロード時に実行
window.onload = function () {
	target = document.getElementById("output");
	
	for (var i = 0; i < 986; i++)
	{
		var colorNum = i % 7;
		target.innerHTML += "<font color='" + colorList[colorNum] + "'>■</font>";
	}
}

// --></script>
</head>
<body bgcolor="aliceblue">
<center><h1>サンプル2-2</h2>
<div style="width:550px;background-color:white;padding:18px;border-radius:16px;overflow-wrap:break-word;" >
<div id="output"></div>
</div>
</center>
</body>
</html>

これはボタンを押したときに実行するのではなく、
ブラウザを開いたと同時に実行するようになっています。

こういうのは手作業で描いたらしんどいですが、
プログラムを使えば楽に作れるというのが分かるでしょうか?

これも「for」というのを使ってます。
プログラミングは「if」と「for」が基本にあるので、
こういうのを後々に学んでいきましょう。

例3。もっと綺麗なものを作る

最後に、試しにこんなものを作ってみました。

◆サンプル2-3

ソースコードは右クリックして「ページのソースを表示」を選択する見ることができます。

これについては解説はしません!

Javascriptなら「やろうと思えばこんなことができる」ということで。
知識が付いたら読めるようになってるでしょう、ってことにします。

「コメント」について

それから、先に「コメント」というものについて説明しておきます。

以下のソースコードのスクリプト部分は、
ほとんどが「プログラム」としてみなされるので、
余計なことを書いたらエラーになってしまいます。

プログラムは原則英語と記号で書くものなので、
適当な場所に日本語とか書いたらまずエラーになります。

しかしながら、
//
が書かれている行と、
/* */
で囲まれてる部分は、何を書いてもOKになっています。
これを「コメント」と言います。

大体、使い分けとして、
一行だけのコメントをサっと書きたい場合は「//」を使い、
複数行のコメントを書きたい場合は「/* */」を使います。

ただ単に命令文しか書けないソースコードだと、
人間が見た時に困ることになるから、
こうやって説明がつけられるようになっているわけですね。

「コメント」は、ここでソースコード解説をする際にも積極的に利用していきます。

エラーが出た場合

プログラムを書いてて「あっ、書き間違えた」ってことがあると思います。
例えば、C言語やJavaなどの場合は行末にセミコロン(「;」)を忘れるとエラーが出たり、
スペルミスをしたり、辻褄が合わないプログラムになっていたり、
その他、ルールと違った書き方をするとエラーになります。

このようなプログラムの書き間違えだったり、誤りだったり、
なんか想定通りに動かないことを「バグ」と言います。
それから、バグを治すことを「デバッグ」と言います。

ちなみに、今回みたいに『サクラエディタ』のようなテキストエディタで書くと
プログラムの書き間違えは実行するまで分かりませんが、
C#などを書いていく場合、『Visual Studio』といったエディタを使うと、
「書き間違え」を勝手に検出してくれます。

Visual Studioでセミコロン(「;」)を忘れた場合はこの通り

プログラマーとバグは数十年にも及ぶ戦いが繰り広げられてるので、
色々と進歩しているわけですね。

そんでもって、Javasciptで書いててバグがあった場合どうするのか?
以下のソースコードのようにわざとエラーが出るようにしてみます。

◆サンプル2-4

<!DOCTYPE HTML><html>
<head>
<meta charset="SJIS">
<title>サンプル2-4</title>
<script type="text/javascript"><!--

function sampleExecute() {

	/* 連続でメッセージを出します。
	(ソースコードの意味はなんとなく分かるでしょうか?)*/
	
	for (var i = 0; i < 6; i++)
	{
		if (i == 5) {
			//6回目のメッセージ
			alert("ドーン!");
		}
		else {
			//↓ダブルクォーテーション「""」を無くしてみると・・・
			alert(カウント: + (5-i) );
		}
	}

}

// --></script>
</head>
<body bgcolor="aliceblue">
<center><h1>サンプル2-4</h2>
<div style="width:550px;background-color:white;padding:18px;border-radius:16px;"  >
<input type="button" name="executeButton" value="実行" onClick ="sampleExecute()"> 
</div>
</center>
</body>
</html>

そうすると、実行ボタンを押しても動かないようになっているわけですが、
ここでChromeを開いた状態でキーボードの「F12」を押して、[Console]を選択してください。
なんか赤くなってるメッセージが出ているはずです。

「構文エラー」の意味を持つ「SyntaxError」が出ています。
あと、「sample2-4.html:20」をクリックすると、エラー箇所が表示されます。

こうすることにより、エラーの箇所をすぐ見つけることができるようになってるわけです。

プログラマーとバグは数十年にも及ぶ戦いが繰り広げられてるので、
色々と進歩してるわけですね。 (大事なことなので二度言いました)

ただ、中にはバグが分かりづらいケースもあるので、
その時はその時で頑張ってください。
 

まとめ
  • 「こんなことができる」ということで動くものを見ていきました
  • //や/**/を使うことで「コメント」をなんでも書くことができる
  • プログラムの書き間違えや誤りを「バグ」という
  • エラーがあって動かない場合は「F12」を押して確認しよう

 

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