ヌーソロジー

ψ1~ψ6、一望図

投稿日:2012年8月20日 更新日:

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ヌーソロジーの次元観察子ψ1~ψ6を、ざっと見渡せる図と、
ψ1~ψ8周りの理解に絡む、用語の簡潔な説明です。

ψ1~ψ6までを、できるだけ簡潔に一目で見渡せるものが、
あったら良いなと思ってたので、浮かんだ構想から、なんとか図を描きました。

それから、ψ1~ψ8周りの理解に絡む用語っていうのが、
特に重要な気がしたので、それを簡単に整理してみました。

これは、『2013:人類が神を見る日 アドバンスト・エディション 』の、
『第2部 トランスフォーマー型ゲシュタルト―――ベーシック・プログラム』からの内容の、参考用として書いているので、
そこの所を読むのと併用しながらでも、見てもらえれば幸いです。

ヌーソロジーにおいて重要なのは、
やっぱり、あそこで半田広宣さんが伝えようとしてる、幾何的な構造そのものだと思うので、
ヌーソロジーを学習していて、何か迷った時は、なるべくあそこに還るようにするのが良いと思います。

以下、用語の簡潔な説明です。


**ψ1~ψ2**

ミクロ:
空間に相当する。

次元観察子ψ1:
ミクロが作っている次元観察子。
無限小から無限大へと向かっている存在とされる。
突き詰めると、より奥の深い概念だが、
ひとまずの意味はそんな所。

マクロ:
時間に相当する。

次元観察子ψ2:
マクロが作っている次元観察子。
無限大から無限小へと向かっている存在とされる。
突き詰めると、より奥の深い概念だが、
ひとまずの意味はそんな所。
 

**ψ3~ψ4**

人間の外面:
ミクロとマクロを等化した時に見える反転した空間。
4次元空間の世界というのはこれにあたる。
通常の人間の考え方では、内在世界とされる空間。
「無限遠点」というものはここに存在する。
物体を示す「名」も、ここに存在するといわれている。

※図では便宜上、
真っ黒な色で描画したが、
恐らく、実際はもっと色彩豊かな色をしている。
そのビジョンの見え方も、恐らく人によって違いがある。

主体:
『人間の外面』に存在し、
「無限遠点」に位置すると言われている。
人間の外面が見えている状態で、
観測者が何か対象を見たとき、
そこから真ん前、
観測者の点と、対象の点から真っ直ぐ先に行った、
無限遠点の所に、主体があるとされる。
「見る」ではなく、「観る」という状態の時に、
「既にそこにある」というイメージで存在する。
人間の外面が見えていない状態では、主体は発見できない。

※図では便宜上、人間の外面の円の外に、
主体があるかのようのに描画してあるが、
実際はもう少し違う場所にあるかもしれない。

次元観察子ψ3:
『主体』が作っている次元観察子。

位置の交換:
人間の意識がψ3に入ること。

人間の内面:
通常の物質空間と言われる。
3次元空間+時間で構成される、普通の空間にあたる。
『人間の外面』と対立する存在。
通常の人間の考え方では、外在世界とされる空間。
物体を認識した時の3次元イメージも、ここに存在するといわれている。

客体:
『主体』と対立する存在。
『人間の内面』に存在する。
観測者が何か対象を見て、
前側に『主体』を発見した時、
それに対して、観測者から真後ろ側の無限遠点に存在する。

次元観察子ψ4:
『客体』が作っている次元観察子。

キアスム:
自己×他者との関係において、
相互に役割が入れ替わる、
2×2の2組、計4つの要素からなる構造。
ψ3とψ4においてのキアスムは、
[ψ4=ψ*3]×[ψ*4=ψ3]であり、
自己にとっての人間の内面は、他者にとっての人間の外面、
他者にとっての人間の内面は、自己にとっての人間の外面、となる。
また、
自己にとっての「見えない世界」は、他者にとっては「見える世界」となり、
他者にとっての「見えない世界」は、自己にとっての「見える世界」、
ということにも対応している。
ψ3とψ4においてのキアスムを理解しておくことは、
ψ5の発見にも役立つ。
 

**ψ5~ψ6**

自己:
『主体』と『客体』、
『人間の外面』と『人間の内面』を、
『等化』して見た時の空間に存在する。
ψ3とψ4の感覚を統合した時に見えるものともいえる。
「高次元の自分」的存在として、よく言われる
「ハイヤーセルフ」とも、恐らく関係があり、
自己と他者とが分かれている領域においての、
「ハイヤーセルフ」は、ここにあたるのではないかと思われる。

※図では便宜上、絵として描画したが、
この『自己』のイメージこそ、
それぞれ人によって違う形、好きな形でイメージすることが
望ましいと思われる。
スピリチュアルの世界では、よく「光」としてイメージされる。
ヌーソロジーの世界では、高次の自己というものは、
幾何的、数学的、理そのもの的なイメージをすることが好まれる。

次元観察子ψ5:
『自己』が作っている次元観察子。
5次元対称性が見えるようになり、
『人間の外面』と『人間の内面』の関係が自在に分かるようになる。
ψ5が見えてくると、
いつ、どこでも、
すべてが、「今ここ」となるような感覚が起きる。
また、この領域においては、時間は存在しないので、
自己に関する未来まで、容易に予測することができるかもしれない。

位置の等化:
人間の意識がψ5に入ること。
1999年にタカヒマラで予定されている調整作用らしい。

他者:
『自己』と対立する存在。
『自己』の領域においては、
『主体』も『客体』も自在に見ることができるが、
その視野を以てしても、見ることができない領域となる。

次元観察子ψ6:
『他者』が作っている次元観察子。

位置の中和:
人間の意識がψ6に入ること。
2012年にタカヒマラで予定されている調整作用らしい。
 

**ψ7~ψ8**

次元観察子ψ7:
ψ5とψ6を等化したときに、見えるものとされる。
「愛」という言葉が割り当てられている。
自分から「後ろ」の方向性がキーとなっており、
ψ3で発見した、『主体』から、
自分へと向かう後ろ方向が、ψ7の発見において重要となる。
大系観察子Ω1を発見するために必要なものにあたる。
また、ψ7から『シリウス』の意識次元に、
少しずつ入ることになる。

位置の変換:
人間の意識がψ7に入ること。
オコツトの提示した、ハーベスト・プログラムによると、
2013年に、位置の変換が開始するらしい。

次元観察子ψ8:
ψ7に対して存在する、
ψ5とψ6とを中和している存在。
人間が持つ「この時空間の存在こそが絶対である。」
という意識の集合体のようなものと関係があり、
それが、ψ7に割り当てられてる「愛」と対立する存在となる。
自分から「前」の方向性がキーとなっており、
前方向に愛があると錯覚する行為は、
ψ8の方向性にあると思われる。
 

**その他、重要用語**

迷化:
普通の人が、
例えば、次元観察子ψ3~ψ4を理解していない状態で、
ψ5~ψ6を理解しようとする時など、
高次の次元観察子を理解しようとする際、
その幾何的な構造、本質が見えていないのに、
「分かったつもり」になった状態の時に
発生する現象。
これが起きると、反性質が反定質へと転倒して、
進化と逆の方向性の力が働いてしまうとされる。

顕在化:
次元観察子が持つ空間構造を、
はっきりと理解できるようになること。
また、正式の意味としては、ヌーソロジー的『覚醒』が起きて、
人間の無意識構造を作っている、
次元観察子「ψ1~ψ14」までの空間構造を
幾何的にはっきり理解できるようになることをいう。
ひとまず、ψ3やψ5などが、はっきりと見えるようになることを、
「ψ3が顕在化する」「ψ5が顕在化する」などの使われ方をする。

表相:
対象と観測者を結んだ空間。
見るという行為を成立させる空間であり、
対象として見ている物体の、「見え姿」そのものであるとされる。
ψ1~ψ2にあたる。

垂子:
1個のモノから広がる空間。
また、「3次元に垂直に交わる観察子」と解釈することができ、
4次元の方向を指している。
ψ3~ψ4にあたる。

垂質:
無数のモノから広がる空間。
また、1人の人間の『自己』から広がる空間がそれと同じとされる。
ψ5~ψ6にあたる。

(人間の)元止揚:
ψ1~ψ8までのことを言う。
次元観察子においては、ψ1~ψ8までで、一旦の区切りが存在し、
その中で、重要な一まとまりの構造形成が行なわれている。
プレアデスにおいて働く元止揚は、
「人間の元止揚」と呼ばれる。
同様に、シリウスにおいて働く元止揚は、
「ヒトの元止揚」と呼ばれ、
Ω1~Ω8のことを言う。

最小精神:
ψ3を発見し、新しい知覚を得た時の自分自身の精神。
顕在化における最初の位置になると言われている。
「覚醒した小さな主体の赤ちゃん」と説明されている。

ノウス・ノス:
復習すると、ノウス・ノスは、
宇宙の根源的な、
進化の力と、その反映の力のことをいう。
ノウスは奇数系観察子、
ノスは偶数系観察子にあたり、
ノウスは、対化を等化する力、『精神』と、
ノスは、対化を中和する力、『付帯質』と、
密接な関係にある。
それぞれ、観察子の数字がより上のものを知れば知るほど、
その意味の本質が深まっていくという構造を持っていて、
突き詰めていくとキリがない。
ひとまず、ψ1~ψ6までを構造を幾何的に理解すれば、
ψ1~ψ6までのノウス・ノスの本質は、掴んだことになる。


ネット場で読める、「トランスフォーマー方ゲシュタルト、ベーシック・プログラム」「ψ1~ψ8」の理解を深めるための資料としては、半田広宣さんのブログの「時間と別れるための50の方法」
や、「空間を哲学する」がありますので、そちらもどうぞ。

最後に、自分が好きで、
ヌーソロジーにおいて重要だと思う、
荘子の「胡蝶の夢」の逸話と、
その観察子対応だと思われるものを、載せておきます。
(『荘子―中国の思想,岸陽子[訳]』より引用)
 

~~胡蝶の夢~~
「いつだったか、わたし荘周は、夢で胡蝶となった。ひらひらと舞う胡蝶だった。
心ゆくまで空に遊んで、もはや荘周であることなど忘れはてていた。
ところがふと目覚めてみれば、まぎれもなく人間荘周である。
はて、荘周が夢で胡蝶となったのであろうか。
それとも、胡蝶が夢で荘周となったのであろうか。
荘周と胡蝶はたしかに別の存在とされる。
だが、荘周は胡蝶となって空を舞う。これを「物化」という。」

胡蝶の見てる夢
≒人間の外面
(⇒次元観察子ψ3)

荘周のいる空間
≒人間の内面
(⇒次元観察子ψ4)

荘周と胡蝶は別の存在とされるが、
荘周は胡蝶となって空を舞う。
≒ψ3とψ4の等化(⇒次元観察子ψ5)


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哲学、シャーマニズム、数学、神学、古代文明、意識進化、オカルト・・・など色んなジャンルが絡んでくる内容のもので、これを読めば『ヌーソロジー』ってどんなものなのかがざっくりと分かるようになるはず。

「陽」や「陰」、「天」や「地」といった概念を基本とする中国の古代思想『陰陽論』や『易経』についてちゃんと説明するテキスト。さらに西洋哲学や精神分析学、ヌーソロジーの概念とも絡めてその哲学を深めていく。

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超能力や魔術の研究や、物理学・量子力学を絡めた解明を目的に、少しずつ書いていった連載記事。

正式名称は『はじめての人でもホロスコープを自分で読めるようになるための記事』。西洋占星術で出した結果をある程度の所まで読めるようになることを目的とした記事。

『note』のテキストコンテンツとして執筆。社会不適合者が生き残るための考え方や知恵をテーマにしたテキスト。1~5でとりあえず一区切り。
第1回目はこちら。

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その他に作ったものはこちら。

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