著書の概要
タイトル:「ヌーソロジー」入門 ヌーソロジー基本概要/ヌーソロジー覚え書き
サークル:次元構想サークル
著者:tatsu,Raimu
イラスト:へびつかい
ページ数:約100p
値段:1000円
出展日付: 2013年12月31日 コミックマーケットC95 3日目
出展場所:西地区”ふ”ブロック 03b
主に、「ヌーソロジー」に関することが書いてあります。
ヌーソロジーとは?
1989年、11月11日、 物理学の研究に勤しむ、元ロックミュージシャンの半田広宣氏は、 突然、自らを「冥王星のオコツト(OCOT)」と名乗る、謎の電波を受信する。 そして、その自らを「冥王星のオコツト(OCOT)」と名乗る、謎の電波との対話を試みてみた所、その内容は、聞いたこともないような用語が飛び交う、訳の分からない言葉のオンパレードなものだったが、それらをよく聞いてみると、これは何か、地球次元を揺るがすかのような、とてつもなくアンビリーバブルな情報をもたらす存在だということが分かり、この難解極まりない情報の数々を解読する作業は、一世一代の大事業になるだろうということを悟り、その内容を「シリウス・ファイル」というテキストデータとして、ひたすら記録して、解読に打ち込むことにした・・・
大体そんな出来事から発展した、「宇宙論」になります。
ヌーソロジーの内容について
「シリウス・ファイル」の内容を見れば大体分かる通り、その内容は、科学・数学・哲学・生物・宗教・神秘思想・オカルティズムなど、多岐に渡っており、 これは、自然科学・人文科学・神秘学の統合を行う可能性などを持っているのではないかと思います。
また、ヌーソロジーは、「2元性」というものを重要視していて、この宇宙で最も根源的な2元性は、「自己」と「他者」だとしています。 そして、行く行くは、「自己にとっての他者は、他者にとっては自己」であり、「他者にとっての自己は、自己にとっては他者」といった、「自己」と「他者」が入れ替わった際の、相互の関係なども見ていきます。 このように、「自己」と「他者」との関係性から、物事を見ていく考え方がヌーソロジーにはあります。
それから、「観察子」と呼ばれる、およそ「13」の要素があり、それらを一つ一つ解き明かしていくことで、真理を読み解いていくという側面を持っています。 これは、ユダヤ教神秘主義である「カバラ」も同様に、「生命の樹」の「セフィラー」という、およそ「10」の要素を追っていくことで、真理を解き明かしていくものなので、そうしたものに似た側面も持っているということです。
このように、「学問」のようでいて、「オカルト」のようでもある、 なんとも新しい雰囲気なものが、『ヌーソロジー』だと思います。
ヌーソロジー公式サイト:
http://noos-academeia.com/
半田広宣氏ブログ:
http://www.noos.ne.jp/cavesyndrome/
シリウス・ファイルの内容(簡易版):
https://raimuspace.com/noosology/sf/sirius_file.html
ヌーソロジーの基本的な内容など:
https://raimuspace.com/noosology/text/noos_basic_index.html
~哲学との絡み~ 「主観から世界を捉え直す」という意味で、フッサールやハイデガーなどの「現象学」、 それから、「具体的なイデア論」と呼ばれてるので、プラトンの思想などとの絡みが強いです。 ニーチェの「永劫回帰」を思わせるような情報などもあります。 その他、世界の構造やイデアの構造を追及しているので、 それらに関わる様々な哲学と関係があると思われます。 精神の構造を追求しているので、心理学者ラカンの解明した精神構造とも通じています。 また、半田広宣さん本人によっては、ドゥルーズやベルクソンなどとのすり合わせが、頻繁に行われています。
~数学との絡み~ 「素粒子の構造には、人間の意識の構造が表れている」というオコツト情報の解明を目指して、 量子力学、ミクロ分野の物理学と、人間の精神構造との関係が研究されています。 また、ヌーソロジーは、「物質世界からの脱却」をメインの目的としており、4次元時空ではない、「4次元空間」の追求が、かなり具体的に成されています。 最近では、複素数平面などが、その追求に用いられています。 それから、彼らオコツト達の世界観としては、かのピタゴラスのように、数や幾何学を、「数霊」のような精神を持ったものとして扱っています。
~スピリチュアルとの絡み~ やはり、オコツトは、あの世の果てからか、何処か異世界から来た存在なのか、「この世界以外の仕組み」についての質問や、「人間の魂の構造」などついての質問をしてみると、色々と返ってくるようです。 思想的には、「真の自己の発見」を主に目指しているために、グノーシス思想的な精神修養とは通じています。 最近の動きとしては、シュタイナーの言ってることと比べてどうかといった追求がされています。 チャネリングソースというものは、世界各地を見てみると、何かと発見できますが、 その中で、数式のような概念が多く出てくるのは、恐らくオコツトぐらいであり、スピリチュアルの世界でも、特異な存在といえます。
同人誌の内容
同人誌の内容は以下になります。
◆序
◆ヌーソロジー基本概要(担当:Raimu) ・タカヒマラ・テンプレート ・ペンターブ・システム ・13の観察子 ・高次の観察子について ・その他、重要事項 ※ネットに上がってるものとほとんど同じ内容です。
◆コラム:オタクの方向性と、リア充の方向性(担当:Raimu)
◆ヌーソロジー覚え書き(担当:tatsu) ・次元観察子 ・ケイブコンパス ・“付帯質の外面”における意識の在り方 ・“付帯質の内面”への方向性 ・“モノの位置”と“自己の位置”の発露 ・ヌーソロジーと諸学問のすり合わせ ・“顕在化”と“凝縮化”の契機 ・“調整質”の“元止揚”への交差 ・自己の元止揚と他者の元止揚*の交差 ・“観察精神”の奥に存在する“進化の精神” ・“付帯質”とは何か ・プラトン立体とプラトン大年
◆コラム:アニメにみるヌーソロジー(担当:tatsu)
◆ヌーソロジーの参考文献
◆跋
尚、Raimu担当分以外の所は、基本的にtatsuさんが担当しております。
イラスト
表紙のイラストは、「へびつかい」さんという人が描いてくださいました。 本当に素晴らしい絵を描いてくれたと思います。 へびつかいさんのサイトに、原画となる絵が置いてあります。 他にも、ぐんにゃりした空間の中で、女の子がちょこんといるような、素敵な絵がいっぱい置いてあるんで、オススメです。
へびつかいさんのサイト:hebi-port
同時販売
『天誅組十首』
武士とか漢詩とかが好きな合気道家でもある、tatsuさんオンリーの本です。 「天誅組」という、幕末の志士の短歌集だそうです。 日本の短歌に興味のある方なんかはどうぞ。
tatsuさんのサイト:書剣クラブ
問い合わせ
実質、立ち上げや運営を行なっているのは、tatsuさんですので、 何か問い合わせがありましたら、tatsuさんにお願いします。
tatsuさんへの連絡先は、以下になります。
http://hanzan.amsstudio.jp/mail.html