『NOSとNOOSの精神分析』全3部(Kindle版) \940
~ユング精神分析編~ \320
~ラカン精神分析編~ \320
~オイディプス編~ \320
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半田広宣提唱の宇宙論『ヌーソロジー』と、
ユング、フロイト、ラカンなどの精神分析をかけ合わせた、
「ヌーソロジー×精神分析」の本。
ゼロからでも精神分析の主要な概念が分かるような内容を目的としつつ、
ヌーソロジーの概念と絡めることによって、
双方の理解を深めつつ、
幅広いジャンルから「精神病」というテーマを取り扱えるようにすることを目的とする。
また、普段は別々に語られることが多い「ユング」や「ラカン」だが、
それらの提唱している概念に繋がりを見出しつつ、
ユング、フロイト、ラカン、アドラーといった人物の精神分析学を横断して扱う目的もある。
「心理学の内容」と「ヌーソロジーと絡めた内容」とを分けて記述しているため、
ヌーソロジーを知らなくても、ユングやラカンなどの心理学・精神分析学について理解することができる。
目次
~ユング精神分析編~
**はじめに**
**「ヌーソロジー」の簡単なおさらい**
・次元観察子の階層構造
・奇数系は「自己・精神」寄り、偶数系は「他者・物質」寄り
・ケイブコンパスについて
**ユングの精神分析**
■ユング心理学の有り様について
・ユングとはどんな人か?
・河合隼雄さんの功績
・推奨文献
■ユング心理学の内容(元型論)
・「元型」について
・「シャドウ」について
・「ペルソナ」について
・「こころ(Soul)」について
・「アニマ」と「アニムス」について
・「自己(Self)」について
・自己実現の道の危険性について
・「トリックスター」について
・「大母(グレートマザー)」と「老賢者」
・父性原理と母性原理
■タイプ論について
・内向タイプと外向タイプ
・「オタク」と「リア充」についてなど
・4つのタイプ
・「火」「水」「風」「土」とケイブコンパス
■ユング心理学の内容(その他)
・「夢」について
・「集合無意識」について
・「コンプレックス」について
・「シンクロニシティ」について
・「カイロス」と「クロノス」について
・マナ人格について
**フロイトについて**
・フロイトについてざっくりと
・「リビドー」について
・「自我」・「エス」・「超自我」について
・「エロス」と「タナトス」
・「転移」現象について
■これまでの用語まとめ(ユング・フロイト)
**うつ病について軽く書く**
・オススメのうつ病本
・うつ病治療法は大きく分けて二つ?
・「ウコン」と「てぇげぇ主義」
・睡眠不足という社会問題?
~ラカン精神分析編~
**ラカン精神分析編、はじめに**
**ラカンの精神分析**
■ラカンについて
・ラカンとはどんな人か?
・「人間は人間でないものを知っている」
・ラカンの読み方について
・ラカンの難しい所
・西洋の外から見るラカン
・推奨文献
■ラカン心理学の内容(鏡像段階論とRSI)
・「鏡像段階論」について
・「エス」と「主体」について
・「想像界」と「象徴界」について
・数列を使った象徴界の例え
・「現実界」について
・映画「マトリックス」の比喩
■ラカン心理学の内容(名とイメージの関係とシェーマL)
・「シニフィアン(名)」と「シニフィエ(イメージ)」
・シェーマLについて
・シェーマLにある二つの線
・言語を「作る」世界と、言語を「使う」世界
・ラカンの精神分析が目指すもの
■ラカン心理学と「時間」について
・「三人の囚人の寓話」について
・「三人の囚人の寓話」の問題点
・「論理の時間」について
・二つの「時間」の方向性
■人間の自我構造の発展
・人間の自我形成の仕組み、その1:空間認識のレベル
・人間の自我形成の仕組み、その2:上位レベル
・オンラインゲームとの対応
・「ペルソナ」と「こころ」
■4次元で読むラカン
・「4次元」で読むとラカンは分かりやすい?
・「4次元空間」とは?
・「4次元空間」側の「シニフィアン(名)」を見る
・仏教の「止観」について
■「人間の欲望の根本原因」と「対象a」について
・「対象a」について
・「対象a」はヌーソロジー的に言うと何か?
・「まなざし」としての「対象a」
・「人間の欲望は《他者》の欲望である」
・親鸞の「他力本願」について
・「黄金数」の話
・メビウス構造
■「父の名」や「ファルス」について
・ラカンによる「オイディプス・コンプレックス」解釈
・「ファルス」について
・「去勢」について
・「父の名」について
■これまでの用語まとめ
~オイディプス編~
**オイディプス編、はじめに**
**アドラーについて軽く**
・アドラーとは?
・「岸見一郎」さんなどの影響
・「劣等感」について
・「劣等性」と「差異」とについて
・「共同体精神」について
・「共同体精神」にある階層構造
・能動的に生きるということについて
**オイディプスについて**
・「オイディプス」とは何か?
・神話「オイディプス王」の内容
・「オイディプス王の神話」から「オイディプス・コンプレックス」へ
・著書「アンチ・オイディプス」について
・「アンチ・オイディプス」における「オイディプス」とは?
■「父性原理」と「母性原理」
・「父なるもの」と「西洋」の関係
・ヌーソロジーにおける「人間の思形と感性」
・「母なるもの」と「東洋」の関係
・「神道」の持つ二面性について
・「母なるもの」への父性の上書き
・ジャパニーズ・オイディプス・コンプレックス
・「アンチ・オイディプス」とは何か?
■「オイディプス」と「虚栄心」
・現代日本で権力を持つもの
・「学校」と「メディア」について
・「医療」について
・「政治」について軽く
・「学校」「メディア」「医療」の3つについてまとめ
・父性側が重視するもの
・母性側が抱えるもの
・実例が書かれた文献について
■「物質的な軸」と「精神的な軸」について
・二つの軸について
・アーリマン的な力とルシフェル的な力
・政治における二つの立場
・「2つの軸」と仕事について
・産業の発展による構造の変化
・仕事をすることは「人と関わる」こと
・「2つの軸」の理想的な在り方
■オイディプスに対抗する「知性」
・必要な「知性」とは何か?
・学校で習う科目について
・学校で習うことで重要なもの
・学校で習うことで重要でないもの
・「理科」と「社会」といった科目についてなど
・「丸暗記」の仕組みとその逆となるもの
・「ヌーソロジー」で求められる知性
・「暗記」と「虚栄心」
・正直、大学を卒業しないでも、それなりに仕事をして生きていける世の中になって欲しい
**魔術・オカルティズムとの絡みなど**
・魔術のカウンターカルチャー的側面
・「勇気づけ」の手段としての魔法
・4種の「オイディプス」的な弊害について
・「星の力」を借りて生きる
・フロイトのやり方とユングのやり方
・「仏教」について
・「日本神話」で表現されていること
・隠れた「月」の力
もっと詳しく
編成として、
「ユング編、ラカン編、オイディプス編」の
三つに分けることにしたため、
それぞれを独立して読むことができる。
(まずはユング編がオススメ。)
「精神分析用語の説明」と「ヌーソロジー用語を使った説明」と分けることで、
ヌーソロジーをよく理解してない人でも、
内容がある程度分かるように書いている。
ユング編は、『カール・G・ユング』について詳しく扱い、
『ジークムント・フロイト』についても軽く扱う。
カウンセリングの大御所でもある人なため、
占い師、セラピストといった立場の人にも役立つかもしれない。
また、ユングの言った「アニマ」や「アニムス」といった「元型」の理解は、
リアルな「意識進化」の話にも通じている。
ラカン編は、難しいと評判の『ジャック・ラカン』について、
ヌーソロジーの概念を使って分かりやすくすることを試みている。
ラカンは難しいが、人間の持つ「言語」や、
「見る/見られる」という行為によってできる心理構造について明らかにした人であり、
ユングと併用して学んでみても面白い。
それから、ヌーソロジー的に捉えた人間の自我の発展構造についても、この「ラカン編」で詳しく説明している。
オイディプス編は、フロイトの「オイディプス・コンプレックス」と、
『ドゥルーズ=ガタリ』の「アンチ・オイディプス」で使われている
「オイディプス」がメインのテーマ。
その他、『アルフレッド・アドラー』の心理学や、
「父性原理」と「母性原理」といった幅広いジャンルで書きたいことを書くことにした。
特に「父性原理」と「母性原理」については、
「母性原理」を主要としつつ、近代以降に「父性原理」を取り入れた日本にとって、
臨場感の湧くものであるため、今の時代において重要な内容だと思う。